第一生命経済研究所 経済調査部 主席エコノミスト 藤代 宏一氏は、日銀が2024年12月に25ベーシスポイント(新たな政策金利はプラス0.50%)の利上げを決定した後、2025年末までに追加で2回(累積50ベーシスポイント)の利上げを実施し、政策金利が1.0%に達するとの見通しに自信を深めているという。
野村総合研究所 木内登英エグゼクティブ・エコノミスト
「植田総裁はあくまで経済物価が見通しに沿っていけば、利上げしていくという考え方がぶれていない。ことし12月と来年1月でそんなに違いはないが、1月は展望レポート(日銀がまとめる経済物価の見通しに関するレポート)が出るので、そこで物価見通しを確認したうえで、追加利上げという形になるのではないか」
ちなみに次の利上げの時期を予想するうえで気になるのが、日銀幹部が頻繁に使う「当面」ということばです。
当面=1か月なのか3か月なのか。はたまた半年か1年か。
どれくらいの期間を念頭に置いているかでタイミングが変わってきます。