日経225 38460 2024年6月15日

385万円を放置するとどうなるか?

日本株のブラックマンデー

2024年09月12日 07時19分59秒 | 日記

日本銀行の金融政策についての前回の記事は7月会合の直前だったが、まさか7月会合の答え合わせが日本株のブラックマンデーになるとは思っていなかった。7月会合に至るまでの流れを振り返ると、直前リークは明らかにいつもより遅く、会合1日目にあたる7/30が終わるタイミングまで目立った記事がなかった。23:40になってようやくNHKから確実そうなリーク記事が出された。もっともリーク記事も言い切りはせず、0.25%への追加利上げを「検討」「議論」している、また反対する審議委員の存在を示唆した。ただ「植田総裁は、基調的な物価上昇率が目標とする2%に向けて安定的に上昇すれば追加の利上げを行うとしていますが、委員の間では物価は見通しに沿って上昇しているという見方が強まっています」までは言ってあるので、三段論法で利上げ優勢と察することができた。2日目の朝2:00—―この時刻は本ブログ読者ならぴったり当てられるだろう――に日経新聞から最終的なリーク記事が出された。ここに来ても0.25%への利上げが「有力」とまでしか言い切れなかった。それでもほぼ利上げがほぼ決定的と思わせる情報があり、先日の「日銀が利上げしようとするなら決定会合での議決延期請求権の行使もあり得る」への回答のような形でわざわざ「会合に参加する財務省と内閣府も議決延期請求権は行使せず、容認する構えだ」と述べており、政府関係者のスタンスだけは妙に確定的であった。ここまで周囲にお膳立てしてもらったのに審議委員達が決めきれなかったらさすがに情けなすぎるというものである。

 これまでの朝2時リークの背景もこの一文で判明したと個人的には思っている。議決延期請求権の行使の有無はもちろんだし、議案には上がったが結論はまだ分からない(しゃんしゃんの会合と異なり、根回しがどこまで済んでいるのか分からないので多数決で勝てそうかどうかまでは判断できない)のも含めて、これは明らかに政府側参加者から見た景色だ。数週間前~数日前の地均し的なリークは恐らく日銀関係者による何らかのレクチャーを受けたものと思われるが、毎回の決定会合2日目の朝2時のリークは1日目に参加した後の政府側参加者からの取材に基づいている可能性が高い。

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