◎下げ過ぎの印象、米景気の不安感後退で反転
<東海東京インテリジェンスラボ マーケットアナリスト 池本卓麻氏>
日経平均がレンジ下限と意識される3万8000円前後の水準を割り込んできたが、下げの背景には米国の景気悪化懸念が強まったほか、トランプ関税が読み切れないという不安感があり、これらがはっきり見通せるようになるまでは日本株も重い動きにならざるを得ない。
ただ、日経平均は各テクニカル指標をみると、下げ過ぎとの印象が強いほか、PER(株価収益率)が急速に低下してきたことで、バリュエーションからも買い余地が出てきた。来週はISM製造業景況指数、米雇用統計などの発表を控えており、これらが強めに出て米景気への不安が後退すれば、米株上昇、日本株リバウンドが読めるようになる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます