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頚動脈狭窄症

2025年01月05日 09時42分20秒 | 日記

頚動脈狭窄症

 頸動脈は、大脳に血液を送る非常に大切な血管です。胸部大動脈から、総頸動脈という血管が脳へ向かい、頸部にて、脳に血液を送る内頸動脈と、顔面に流れる外頸動脈に分かれます。

 頸動脈狭窄症とは、動脈硬化の進行によって、頸動脈の分岐部の血管壁に余分なコレステロールが沈着してアテロームプラーク(単にプラークとも言います)という固まりができて溜まっていき、血液が流れる通路が狭くなる病気です。

 通路が狭くなって、脳への血流を確保できなくなったり、あるいは、アテロームプラークで狭くなっている血管壁の部分に血栓(血液の固まりです)がくっついて血液の流れがとまったり、あるいは、プラークや付着した血栓が血管壁からはがれて血流に乗って流れていき、脳の血管を詰まらせてしまうことなどにより、脳梗塞を起こすことがあります。

症状

 一過性脳虚血発作(TIA)とよばれる、一過性に生じた症状が数分から24時間以内に回復してしまう場合と、脳梗塞を発症して後遺症を残す場合があります。典型的には、上下肢が動きにくい・力が入りにくい、半身の感覚がおかしい、呂律が回りにくい・言葉がでにくい、などの症状を呈しますが、片眼が一過性に、黒い幕が降りてきたように見えにくくなる「一過性黒内障」を発症することもあります。大きな脳梗塞を起こした場合、重い後遺症が残り寝たきりになったり、あるいは生命の危険に陥る場合もあります。

 一過性脳虚血発作を繰り返すうちに、脳梗塞になってしまう場合もありますので、一過性脳虚血発作を発症した場合、直ちに脳神経内科・脳神経外科などの専門医療機関を受診して、頸動脈を含めた脳の血管に関する詳しい検査を受けることが勧められます。

 また、それまで全くなにも症状を呈さず、脳ドックなどの検査で偶発的に頸動脈狭窄が見つかることもあります。狭窄が高度の場合は、将来脳梗塞を発症する危険性を考慮し、検査・治療を検討する必要が生じてきます。

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