大規模津波の痕跡なし…関電など若狭湾沿岸調査
読売新聞 6月21日(木)20時22分配信
原発14基が集中する福井県・若狭湾沿岸の津波痕跡調査を行っている関西電力、日本原子力発電、日本原子力研究開発機構は21日、古文書などに大津波をもたらしたとの記載がある天正地震(1586年)と同時代の地層を調べた結果、「大規模津波の痕跡はなかった」と経済産業省原子力安全・保安院に報告した。
3事業者は昨年10月から9地点を調べた後、国の指示で、三方五湖の東8地点(福井県美浜町)、敦賀原発近くの6地点(敦賀市)の計14か所を追加調査。その結果、大津波の痕跡の指標となる砂層や大量の海生生物の混入はなかったという。さらに今年10月末までに1万年前以降の地層も調べ、国に報告する。
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