<バイオ軽油>天ぷら廃油から製造 京都市
毎日新聞 1月30日(水)7時40分配信
京都市は29日、天ぷら廃油などの植物性油から「バイオ軽油」を製造することに世界で初めて成功したと発表した。普通の軽油と性質がほとんど変わらず、車の燃料として実用化できる可能性があるという。市は来年度、本格的な製造に向けた新施設を同市伏見区に建設する方針。トヨタ自動車などと車の走行実験も計画している。
市によると、バイオ軽油は、従来のバイオディーゼル燃料に比べ、燃焼時に出る不純物が少なく、車両の維持管理が容易という。また、品質管理がしやすく、排ガスに含まれる有害物質も少ない。
市は環境省の委託事業として、トヨタ自動車や日野自動車、プラントメーカー「タクマ」など8企業・団体の協力で12年度から研究を始めた。使用済み植物性油に化学物質と熱を加えて分解し、水素を結合させる手法でバイオ軽油の製造に成功した。ラードや牛脂など動物性油からも製造できるという。
市は現在、天ぷら廃油からバイオディーゼル燃料を製造し、市バスやゴミ収集車などの燃料の一部に利用している。【林哲平】
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