星出さん滞在ISS、新たな故障で電気供給低下
読売新聞 9月3日(月)19時53分配信
宇宙航空研究開発機構は3日、国際宇宙ステーション(ISS)の電気設備に新たな故障が発生し、電気の供給が通常の約60%まで低下したと発表した。
現在は生命維持装置などに優先的に電気を回し、ISSに長期滞在中の星出彰彦宇宙飛行士(43)らの安全に影響はないとしている。
宇宙機構によると、星出さんらは8月30日、船外活動で電気分配器の交換ができず、供給が75%にまで低下した。2日未明にISSに電気を供給する設備が新たに故障したため、合わせて約60%に下がったという。この影響で、様々な実験計画に遅れが出る可能性が高いという。同機構は3日、星出さんらが5日に、分配器の修理に再挑戦すると発表した。
同機構はまた、星出さんの船外活動に伴い、7日にISSから離脱する予定だった日本の無人補給船「こうのとり」3号機の離脱を延期すると発表した。
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