今年8月の日本周辺海域の平均海面水温が、人工衛星などを使って観測を始めた1985年以来、過去最高だったことが気象庁のまとめでわかった。
海面温度の上昇は、サンマなど回遊魚の生態に影響を与え、不漁の原因になっている。
同庁によると、8月の日本周辺海域の海面水温は平年より1・2度も高かった。0・85度の差があった1994年を抜き、過去最高値を観測した。勢力の強い太平洋高気圧が張り出し、海上でも炎天下が続いたとみられ、三陸沖と日本海では平年より3度以上高い地域もあった。
海面水温の上昇で打撃を受けたのがサンマ漁。「全国さんま棒受網漁業協同組合」(東京)によると、7月上旬から8月31日までのサンマの漁獲量(速報値)は昨年の2割にあたる8350トンにとどまっている。例年は北方領土の東に漁場ができるが、今季はサンマがほとんどいない状況が続いている。
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海面温度の上昇は、サンマなど回遊魚の生態に影響を与え、不漁の原因になっている。
同庁によると、8月の日本周辺海域の海面水温は平年より1・2度も高かった。0・85度の差があった1994年を抜き、過去最高値を観測した。勢力の強い太平洋高気圧が張り出し、海上でも炎天下が続いたとみられ、三陸沖と日本海では平年より3度以上高い地域もあった。
海面水温の上昇で打撃を受けたのがサンマ漁。「全国さんま棒受網漁業協同組合」(東京)によると、7月上旬から8月31日までのサンマの漁獲量(速報値)は昨年の2割にあたる8350トンにとどまっている。例年は北方領土の東に漁場ができるが、今季はサンマがほとんどいない状況が続いている。
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