4号機圧力容器ふた撤去…3号機でがれき撤去へ
読売新聞 9月13日(木)20時12分配信
東京電力は13日、福島第一原子力発電所4号機原子炉建屋最上階(5階)に置かれていた圧力容器のふたを撤去したと発表した。
ふたは直径6・2メートル、重さ65トン。午前9時半から30分かけてクレーンで地面に降ろし、現在、建屋西側に仮置きされている。
4号機は事故時、定期検査中で、燃料は一時貯蔵プールに移され、ふたは取り外されていた。4号機は線量が低く、廃炉作業が順調に進んでおり、8月には格納容器のふた(直径9メートル、重さ50トン)も撤去した。
また東電はこの日、3号機原子炉建屋の一時貯蔵プールにカメラを入れ、爆発でプールに落ち込んでいるがれきの様子を調査した。公開された水中写真には、屋根の一部や鉄骨が写っているが、燃料には接触していないことが確認されたため、東電は9月下旬までに、プールに漬かっているがれきの撤去を始める予定。
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