シャトル後継機、民間3社に委託…NASA
読売新聞 8月6日(月)2時39分配信
【パサデナ(米カリフォルニア州)=中島達雄】米航空宇宙局(NASA)は、引退したスペースシャトルの後継機となる有人宇宙船の開発を米民間3社に委託したことを明らかにした。
3社は2014年までに設計と試験を終え、17年までに有人宇宙飛行を目指す。
委託先は大手航空宇宙メーカーのボーイングと起業家イーロン・マスク氏経営の新興宇宙企業スペースX、宇宙関連企業シエラネバダの3社。NASAは3社に、それぞれ4億6000万ドル(約360億円)、4億4000万ドル(約350億円)、2億1250万ドル(約170億円)を提供する。
ボーイングは「CST100」、スペースXは「ドラゴン」、シエラネバダは「ドリームチェイサー」という宇宙船を開発中。スペースXは今年5月、ドラゴンを無人で打ち上げ、国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送に成功した。
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