水も油もはじきます=新素材を開発―京大
時事通信 9月10日(火)6時4分配信
京都大は10日までに、水と油の両方をよくはじく素材の開発に成功した。表面に付いた水や油が球状になって転がる「超はっ水・超はつ油」素材は汚れを防ぐ効果が注目されているが、両方を併せ持つ素材を作ることは難しかった。汚れを寄せ付けないため、クリーニング不要の素材の開発などに役立つと期待される。
研究成果は、独化学誌アンゲバンテ・ケミー電子版に掲載された。
京都大理学研究科の中西和樹准教授らのチームは、微細な穴を多数持つ超はっ水性素材「マシュマロゲル」(MG1)を開発。さらに、MG1の表面に油をはじく「フッ化アルキル鎖」を結合させ、超はっ水性と超はつ油性を兼ね備えたマシュマロゲル(MG2)を完成させた。
MG1は、水をはじきつつスポンジのように油を吸うため、水と油の混じった液体から油だけを分離できる。また、両素材とも高温、高圧の反応過程や複雑な装置が不要で、比較的簡単に作れる。
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