国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」でのコマーシャル撮影や科学実験などの有償利用が滞っている。
宇宙航空研究開発機構は昨年6月から、日米などの宇宙飛行士に作業を頼む場合は1時間当たり550万円の定額料金制を導入。年間10~30時間の利用を見込んでいたが、利用はまだない。宇宙機構は今月中にも関係企業の聞き取りなどをして、利用拡大に向けた対策をまとめる。
「きぼう」での有償利用は2008年9月から、ガムやカメラのコマーシャル映像の撮影や、宇宙で保管した植物の種を回収して子どもたちに配布する事業など4件が実施された。当初は応募時期と利用時期を定めた入札方式だったが、「利用しづらい」という産業界の声を受け、昨年6月に利用単価を定めて先着順に随時受け付ける制度に変更した。さらに一般企業が単独でISSを活用するのは難しいため、利用経験のある企業がノウハウを伝授する体制も作った。
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宇宙航空研究開発機構は昨年6月から、日米などの宇宙飛行士に作業を頼む場合は1時間当たり550万円の定額料金制を導入。年間10~30時間の利用を見込んでいたが、利用はまだない。宇宙機構は今月中にも関係企業の聞き取りなどをして、利用拡大に向けた対策をまとめる。
「きぼう」での有償利用は2008年9月から、ガムやカメラのコマーシャル映像の撮影や、宇宙で保管した植物の種を回収して子どもたちに配布する事業など4件が実施された。当初は応募時期と利用時期を定めた入札方式だったが、「利用しづらい」という産業界の声を受け、昨年6月に利用単価を定めて先着順に随時受け付ける制度に変更した。さらに一般企業が単独でISSを活用するのは難しいため、利用経験のある企業がノウハウを伝授する体制も作った。
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