チンパンジーも表情識別=画像で実験、脳波に変化―京大
時事通信 2月26日(火)19時16分配信
感情をあらわにしたチンパンジーの画像を、別のチンパンジーに見せたところ脳波が大きく変化したと、京都大霊長類研究所の平田聡特定准教授らの研究グループが発表した。相手の表情を認識しているとみられ、こうした実験は世界初という。26日付の英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。
研究グループは2008年、林原類人猿研究センター(岡山県玉野市)で飼育されている当時11歳の雌のチンパンジー、ミズキで実験。感情が表れている画像3枚と、寝転がっている様子や後ろ姿などの画像12枚をモニターに0.8秒間隔で映し出し、脳波がどう反応するか4日間測定した。
その結果、3枚のうち、歯をむき出しにして相手をにらんでいるような画像2枚で、脳波の波形が大きく変化した。相手の感情をミズキが素早く察知したとみられる。
平田特定准教授は「画像にどのような感情を抱いたか科学的には分からないが、人間以外の動物の感情を知る研究の一歩だ」と話している。
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