シトリックス・システムズ・ジャパンは6月8日、NetScalerのボックス製品における新たな最上位モデル、仮想アプライアンス型の「NetScaler VPX」シリーズの新製品、短期間利用のための新ライセンス「BurstPack」、新ソフトウェア「NetScaler 9.2」を発表した。
ボックス型の新製品は同社が「ウルトラ・ハイエンド」と呼ぶ最上位製品の「MPX 17500/19500/21500」。3製品に共通の筐(きょう)体は2Uサイズで6コアCPUを2基、メモリは48GB搭載。システムスループットはそれぞれ20Gbps、35Gbps、50Gbpsとなっている。
これまで競合他社が、シャーシ型の製品で実現してきたレベルのスループットを、2Uのボックス型製品で実現したことを、シトリックス・ジャパンのマーケティング本部 シニアプロダクトマーケティングマネージャー 的場謙一郎氏は強調している。この3製品には同社が既存製品で提供してきた「Pay-as-You-Grow」(ライセンスキーの入力で上位製品に移行できる)を適用している。
NetScaler VPXはこれまでスループットが10Mbps、200Mbps、1Gbpsのモデルを提供してきたが、今年後半には3Gbpsに対応する「Citrix NetScaler VPX-3000」を提供する。VPXはXenServerに加えて、2009年後半にVMware vSphereに対応しており、今年中にはHyper-Vもサポートする。シトリックスはVPXにもPay-as-You-Growを適用している。
データセンターサービス事業者は、データセンター全体に適用するアプリケーションデリバリコントローラとしてMPXを使い、テナントごとにはVPXを使ってもらうような構成が可能と的場氏は話す。
BurstPackは、Pay-as-You-Growを応用して、90日間だけ上位製品として使えるようにするライセンスだ。一時的な需要増に対して迅速に対応できる。このライセンスをあらかじめ購入しておけば、突然トラフィックが急増した場合にライセンスを有効化するだけで即座にNetScalerを強化できる。有効期間はライセンス有効化から90日だ。BurstPackは、上位製品への移行が必要な状況で、予算が獲得できるまでのつなぎとしても使えるという。
すでに提供開始しているNetScalerのソフトウェア新バージョンであるNetScaler 9.2ではマルチコア対応を強化、SSLの秒当たりトランザクション数やIPv6の取り扱いなどのパフォーマンスが向上した。
マルチテナント対応としては、VLANやレイヤ2~4のパラメータに基づくトラフィックの分離とルーティングを実現。XPathやJSONへの対応も強化した。「AppExpert」と呼ばれるアプリケーション・テンプレートには、SharePoint 2010対応が加わった。
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ボックス型の新製品は同社が「ウルトラ・ハイエンド」と呼ぶ最上位製品の「MPX 17500/19500/21500」。3製品に共通の筐(きょう)体は2Uサイズで6コアCPUを2基、メモリは48GB搭載。システムスループットはそれぞれ20Gbps、35Gbps、50Gbpsとなっている。
これまで競合他社が、シャーシ型の製品で実現してきたレベルのスループットを、2Uのボックス型製品で実現したことを、シトリックス・ジャパンのマーケティング本部 シニアプロダクトマーケティングマネージャー 的場謙一郎氏は強調している。この3製品には同社が既存製品で提供してきた「Pay-as-You-Grow」(ライセンスキーの入力で上位製品に移行できる)を適用している。
NetScaler VPXはこれまでスループットが10Mbps、200Mbps、1Gbpsのモデルを提供してきたが、今年後半には3Gbpsに対応する「Citrix NetScaler VPX-3000」を提供する。VPXはXenServerに加えて、2009年後半にVMware vSphereに対応しており、今年中にはHyper-Vもサポートする。シトリックスはVPXにもPay-as-You-Growを適用している。
データセンターサービス事業者は、データセンター全体に適用するアプリケーションデリバリコントローラとしてMPXを使い、テナントごとにはVPXを使ってもらうような構成が可能と的場氏は話す。
BurstPackは、Pay-as-You-Growを応用して、90日間だけ上位製品として使えるようにするライセンスだ。一時的な需要増に対して迅速に対応できる。このライセンスをあらかじめ購入しておけば、突然トラフィックが急増した場合にライセンスを有効化するだけで即座にNetScalerを強化できる。有効期間はライセンス有効化から90日だ。BurstPackは、上位製品への移行が必要な状況で、予算が獲得できるまでのつなぎとしても使えるという。
すでに提供開始しているNetScalerのソフトウェア新バージョンであるNetScaler 9.2ではマルチコア対応を強化、SSLの秒当たりトランザクション数やIPv6の取り扱いなどのパフォーマンスが向上した。
マルチテナント対応としては、VLANやレイヤ2~4のパラメータに基づくトラフィックの分離とルーティングを実現。XPathやJSONへの対応も強化した。「AppExpert」と呼ばれるアプリケーション・テンプレートには、SharePoint 2010対応が加わった。
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