東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、原発の安全設計審査指針の全電源喪失対策について検討してきた内閣府原子力安全委員会の小委員会は28日、電源車などの「代替電源」の設置を義務づけることなどを盛り込んだ報告書案をまとめた。
「長時間の電源喪失は考慮しなくてもよい」とした現行の指針が、今回の事故拡大の要因になったことを踏まえた。今後、冷却機能の強化などの対策を含めた最終報告書を年度末までにまとめる。
報告書案では、既設の非常用ディーゼル発電機に加えて電源車やバッテリーなどの代替電源の設置を求めた。その際、ディーゼル発電と同時に被災しないよう、高台に設置するなどの対策を必要とした。そのほか、1基の原発につき、外部電源を2回線以上確保することとした。
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「長時間の電源喪失は考慮しなくてもよい」とした現行の指針が、今回の事故拡大の要因になったことを踏まえた。今後、冷却機能の強化などの対策を含めた最終報告書を年度末までにまとめる。
報告書案では、既設の非常用ディーゼル発電機に加えて電源車やバッテリーなどの代替電源の設置を求めた。その際、ディーゼル発電と同時に被災しないよう、高台に設置するなどの対策を必要とした。そのほか、1基の原発につき、外部電源を2回線以上確保することとした。
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