様々な臓器の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)は、免疫による拒絶反応を起こす例があるとする米国チームの論文に対し、京都大学の山中伸弥教授らが反論を米医学誌に発表した。
実験で採用された方法が、医療応用で想定される方法とかけ離れているなどと指摘している。
今年5月の米国チームの論文では、マウスのiPS細胞を、同じ遺伝情報を持つマウスに移植したところ、拒絶反応が複数例でみられたと報告した。
山中教授らの論文は、実際の医療応用では、米国チームが行ったようなiPS細胞そのものの移植はせず、体細胞に変化させた後に移植すると指摘。仮にiPS細胞由来の体細胞で拒絶反応が起こる場合でも、免疫抑制療法で解決できるとしている。
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今年5月の米国チームの論文では、マウスのiPS細胞を、同じ遺伝情報を持つマウスに移植したところ、拒絶反応が複数例でみられたと報告した。
山中教授らの論文は、実際の医療応用では、米国チームが行ったようなiPS細胞そのものの移植はせず、体細胞に変化させた後に移植すると指摘。仮にiPS細胞由来の体細胞で拒絶反応が起こる場合でも、免疫抑制療法で解決できるとしている。
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