秋分の日、「22日」は116年ぶり
読売新聞 9月22日(土)3時8分配信
今年はきょう22日が秋分の日になる。秋分の日が23日から外れるのは、秋分の日が24日だった1979年以来、33年ぶり。
22日に早まるのは、1896(明治29)年以来、116年ぶりとなる。
地球は太陽の周りを365日と6時間弱で一周している。この端数のため、地球が公転軌道上の同じ地点に戻ってくる時刻は、毎年、6時間弱ずつ遅れる。遅れは4年間で計24時間弱。うるう年にほぼ元に戻るが、今度は暦が実際の地球の動きより、わずかに進みすぎる。このわずかなずれは、長年の間に蓄積していく。うるう年を400年間で3回減らす微調整もある。
こうした暦の操作のために、地球が秋分点を通過する時刻は、長期でみれば23日をはさんで前後に揺れ動く。国立天文台によると、1896年に22日だった秋分の日は、1901年から24日になり、その後、だんだんと早まって、昨年は23日午後6時5分、今年は22日午後11時49分とついに22日に入った。当面は4年に1回、秋分の日が22日というパターンが続く。
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