さくちゃんのデジタルライフ

パソコン初めて〇年、楽しいけど奥深い。
そんな日常のつぶやきごと

レンブラント展

2011-05-31 | 日記
上野の国立西洋美術館で「レンブラント光の探求/闇の誘惑」を開催している。
大好きな画家の一人であるので、見逃せない。

今回は、人気の高い版画を多く展示。
1つの作品を、和紙、オートミール紙など紙の質を変えて並べている構成。
色合いや質感が変わってくるのが興味深い。

個人的には版画よりも絵画のほうが好きだが、
今回は好き嫌い無しにじっくり見ることにした。

有名な「民衆に晒されるキリスト(エッケ・ホモ)」は第1ステートから第8ステートまであるが、
この中から今回は1,4,5,8ステートの作品が展示されている。
1ステートではたくさんの群集が構図に存在しているが、
6ステートで下部に存在する群集を消去したといわれている。
8ステートは中央に位置するキリストが、一層の存在感を出している。

すべてのステートがそろっているわけではないが、
今回その過程が展示されていて面白い。
ステートを重ね、紙の質を変え、作品として刷り重ねる。
以前にテレビのスペシャルで説明を見ていたので、それらが目の前にあるだけでうれしい。
難しいことはよくわからなくてもね。すごく楽しめる。

今写真を専科としている息子、そして大昔、映像を専科としていた私も
「レンブラント照明」を学校で習った。
その元となった画家。その作品。

45度から当てるライトのことを指すが、
レンブラントのアトリエでの窓から射す外光がちょうどその角度だったといわれている。
そして、レンブラント自体がものを平面で捕らえる目を持っていたといわれている。
この偶然が、今に至るまでの照明の元を作っている。

自画像、貝殻などをモチーフにした作品。
多くの画家がそうだったように、レンブラントも創作のために人気のあるテーマを多く描き、
お金に変えていたのだろう。

ちなみに、
今回の展覧会の音声ガイドは辰巳琢郎氏である。渋

あ~今回は絵文字が似合わない。











麦穂

2011-05-12 | 日記



さわやかな緑色、天に向かってすっと立つ姿、踏まれてもまた立ち上がる強さ、麦秋の頃の景色、


麦は私の好きな風景のひとつである。

息子が生まれたとき、「麦(ばく)」と名づけたかった。

ちょうど麦秋の頃、7月生まれだったし。

叶わなかったけど。

もちろんその立ち姿のように、何も恥ずることなくまっすぐ生きてほしい。

踏まれても立ち上がる強さを持ってほしい。

そんな願いである。

息子の名前は別のものになったけど、

私の願いは今も変わらない。