そこで私は、2025年10月以降は、Windows10の代わりにUbuntu_Linuxを入れて使おうと思っています。
そのため、Linuxの解説書を拾い読みして、今から予習しています。
参考になるLinux解説書はたくさん出ており、何冊かを購入しています。
私が持っているLinux解説書の中に、
「新しいLinuxの教科書」
著者: 三宅 英明 大角 祐介
出版社: SBクリエイティブ
定価: 2,970円
という単行本があります。
管理者向けではなく、一般User向けのLinux入門書です。
(この4月には、改訂第2版が出ます。)
今の時代、Web上に豊富な情報があふれているから、たいていの場面はそうした情報をググることで用は足ります。
ですが、ある分野の全体を体系的に学ぶには、Web上の知識だけでは不十分です。
なぜかというと、ググることで得られる知識は断片的だから、全体の系統だった把握には不向きだからです。
また、ググるためには、何を調べようとするのか、つまり、調査対象の存在を知っていることが前提になります。けれども、初学者は、「『何を知らないのか』を知らない。」のですから、適切な検索語も思いつかない道理です。
ということで、ある分野の入門のためには、全体を体系的に説明した1冊の本が必要となります。
そういう意味のLinux入門書として、上記書籍はお勧めできると思います。
1冊の本の全体を通して、著者の思い、思想が伝わってきます。こういう感覚は、Webをググることでは得られません。
この本のを通じて、著者が伝えようとする「思い、思想」の一つに、
「GUI よりも、CLI を身につけよう」
というのがあります。
GUI は、グラフィカルインターフェースで、マウスなどを使っての操作です。
CLI は、コマンドラインインターフェースで、コマンドをテキストで打ち込む方法での操作です。
この関係の解説は、本書16ページ以降に載っていますが、この部分を読むと、
なぁ~るほどぉ
そうだよなぁ
って、納得させられます。こつんと、肚に落ちる思いがします。
それほどに説得的です。
Webをググっても、その辺の「思想」は得ることはできません。
ちなみに、
どうして「GUIよりもCLI」なのか
本書の一部分を抜粋して、紹介します。
以下、《本書17ページ部分の抜粋》
GUIの進化は早いため、「まずメニューのAを選択して、次にBというボタンを押して・・・・」というやり方を学んでも、数年も経てばインタフェースは変わってしまい役に立たない知識となってしまいます。これはLinuxに限らず、WindowsやMac OS でもよく起きることです。
一方、Linuxの世界では、10年以上も前に書かれた書籍の内容が今でもそのまま役に立つということが多々あります。これは、LinuxにおいてCLIこそが本質であり、基礎であることと無関係ではありません。本書で学ぶLinuxのCLIは、一度学べば何十年も役立つ知識となるでしょう。
《抜粋終わり》
これからのデジタル社会、特に若い人にはLinuxの世界にも触れてほしいなぁって考えています。
それでは、また次の記事で
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