バッテリ充電制御機能アップデートの対象です
「バッテリ充電制御ユーティリティ」
を適用してください
というメッセージ画面が出ます。「バッテリ充電制御ユーティリティ」
を適用してください
これは、ノートPCの長年使用で、内臓バッテリーが劣化しており、発火事故・発煙事故等を防止する必要があることから、バッテリー充電を制御する機能です。
この制御機能が働くと、バッテリーの充電が65%に制限されるようになります。バッテリーの充電が制限されるのはちょっと痛い気もするのですが、万一、発火事故なんかが起きてしまったら、なおさら大変です。それに、これを適用しないと、PCを起動するたびに毎回、適用を促す上記メッセージ画面が出て、煩わしい思いをします。
そもそも、経年劣化でへたったバッテリーですから、外出先でバッテリー駆動でのPC使用は期待できません。そうすると、どうしても自宅等でAC電源に接続しての使い方になります。AC電源につないでPCを使うのだったら、バッテリー充電を制限されても、ほとんど影響がありません。
そういうわけで、上記メッセージ画面の下部に2つ並んでいるボタンのうち、
「開始する」をクリックして、アップデートを適用をすることにしました。
富士通製PC用のドライバがすべて入っている場合は、何らの問題もなくアップデートが適用され、充電制御が働くようになります。
2018年11月にアップデートした際、すんなりと適用が完了しました。
⇒ こちらの記事をご覧ください。
ところが、Windows10をクリーンインストールしたPCだと、ここで問題が起きます。
アップデート適用のため、「開始する」のボタンをクリックしても、次のメッセージ画面が出てしまいます。
このメッセージには、次のように書かれています。
FU02E3ドライバ、または、富士通拡張機能ユーティリティが正しくインストールされていないため・・・・
調べてみると、FU02E3ドライバは自動配信されるけれども、WindowsのクリーンインストールをしたPCだと、富士通拡張機能ユーティリティを自分でインストールする必要がある、とのことです。
富士通拡張機能ユーティリティとは、「バッテリーユーティリティ」という名称のソフトウェアのことで、富士通のサイトからダウンロードできます。
私も、バッテリーユーティリティをダウンロードして、インストールを行いました。
けれども、それでも、やはりダメです。「富士通拡張機能ユーティリティが正しくインストールされていない」のメッセージが、引き続き出てしまいます。
Windows10をクリーンインストールしたPCの場合は、富士通のドライバ類を追加してもうまく作動しないんだろうと、あきらめていました。
PC起動のたびに毎回出てくるメッセージを、その都度閉じる作業を続けていました。
そうした中、今月(2021年11月)のWindowsアップデートで
FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED - System
というのが降ってきました。
そのWindowsアップデート後、再び、
バッテリ充電制御機能アップデートの対象です
「バッテリ充電制御ユーティリティ」
を適用してください
のメッセージが出るようになりました。
「おお、これはチャンスかもしれない。」と、直感しました。
直ちに、富士通拡張機能ユーティリティ、つまりバッテリーユーティリティをいったん入れ直す作業を行ったうえで、アップデート適用を「開始する」のボタンをクリックしました。
その結果は、
はい、うまくいきました。
充電制御のアップデートが成功した画面が、次の画像です。
ちゃんと、「発火・発煙などの事故を未然に防ぐため、バッテリの満充電量を65%に制御します。」と出ています。
そして、この画面下部「以降表示しない」のチェックボックスにチェックを付ければ、次回からのPC起動時に、メッセージは出ないようになります。
どうして以前はバッテリ充電制御機能アップデート適用がうまくゆかず、なぜ今回は成功したのか、詳しいことは分かりません。
今回のWindowsアップデートで配信された
FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED - System
というのが、うまく作動してくれた結果でしょう。
富士通PCにWindows10をクリーンインストールした方にとって、一つの参考(成功)事例、ヒントとなれば幸いです。
それでは、また次の記事で。
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