画像編集ソフトは、現在、実に様々なものが存在します。
有料のソフトばかりでなく、無料で利用できるソフトもたくさんあります。
無料で利用できるソフト(フリーソフトウェア)の中でも特に有名なのは、
(Windows付属の「ペイント」は別にして、)
何と言ってもGIMPだと思われます。GIMPの読み方はいくつかあるようですが、「ギンプ」という読みが一般的です。
無料なので、
「有料ソフトに比べ、できることが限られているのでは。」
「雑な造りのソフトではないか。」
というイメージ持つ方が、もしかしたらいるかもしれません。「雑な造りのソフトではないか。」
いえいえ、とぉ~んでもありません。それは認識が間違っています。GIMPは、有料のソフトに引けをとらないレベルの、高機能なソフトなのです。複数のシートを重ねて画像を構成していく、レイヤーという機能もありますし。また、決して粗悪品ではなく、これまでに、改良に改良が重ねられて、高品質ソフトに成長してきています。
もともとはUnix系OSで使われていたのですが、現在はWindowsやmacOS上でも利用可能です。
私もGIMPのことはずいぶん昔から知っており、いつかは使ってみたい、とは思っていました。
けれども、Canon製の紙スキャナーを購入したときに、Adobe(アドビ)社の
Photoshop Elements という画像編集ソフトが同梱されており、以来、ずっとそれを使ってきました。
いったんあるソフトの操作方法を覚えたら、他のソフトへの乗り換えは敷居が高くなります。
ですから、これまで、GIMPを使うことはないままでやってきました。Photoshop Elements 一筋です。
つい先日、Photoshop Elements の最新版
Photoshop Elements バージョン2021
まで購入しちゃいまいした。
Elements最新版の購入については、
⇒ こちらの記事をご覧ください。
これによって、ますますGIMPから遠のいてしまった、という感じがしています。Adobeが仕掛けたクモの巣に、見事に引っかかってしまいました。
画像編集のためのフリーソフトは、GIMPのほかにもいろいろとあります。GIMPは本格的な画像編集ソフトですから習得にある程度の努力が必要ですが、初心者でも簡単に扱える無料ソフトも、いろいろとあります。
他方で有料の画像編集ソフトの方ですが、これがまた、いろいろと出されています。
その中で最も有名なのは、
Adobe社の
「Photoshop」(フォトショップ)と
「Photoshop Elements」(フォトショップ エレメンツ)でしょう。
Photoshop CC というのも見かけますが、「CC」とはクリエイティブ・クラウドの略で、Photoshopの現在のバージョン表記です(以前のバージョンは、「Photoshop CS」です。)。ですから、Photoshop CC は、つまり、Photoshopのことです。
では、「Photoshop」と「Photoshop Elements」の、この2つのソフトは、いったいどこがどう違うのでしょうか。
ざっくり言うと、Photoshop の機能を絞り込んで、初心者でも使いやすいものにして価格を抑えたものが Photoshop Elements です。
この2つのソフトの違いはいろいろと挙げられるのですが、最も大きな違いは価格です。
Photoshopの方は、利用する期間に応じて、その利用料を支払う仕組みです。いわゆる、サブスクリプションってぇのです。年契約にした場合、1年間の利用料は 28,252円です。
これに対し、Photoshop Elements は、いったん購入すれば永続的に使えて、1万円~2万円の価格です。サブスクリプションではなく、買い切り型です。
このように、大きな違いは「価格」だと、一応は言えます。
ですが、そうとばかりは言えない側面もあるのです。
どういうことかと言うと、もっと安くでPhotoshop を使える方法があるからです。
それは、「フォトプラン」です。
Adobe社の「フォトプラン」に加入すれば、月980円(税別)でPhotoshop を利用できます。税を入れても、1年間で13,000円ほどです。
この金額で、プロ向けの高機能なPhotoshop が使えます。もし期間限定で使う場合ならば、フォトプラン加入によるPhotoshop利用、というのも選択肢に入ってきます。
ただし、Elementsに比べ、Photoshopは高機能なだけに、使いこなせるようになるまでには、それなりの努力、時間が必要です。Elementsとは比べ物にならないほどに、パレットに並んだツールの多さを見ただけでも、それは想像できます。このことは、ソフトをどれにするかを選ぶ際に、考慮しておくべきでしょう。
逆に、いったんPhotoshopを習得すれば、Elementsにはできない様々なことができるようになります。なんせ、プロも使っているソフトですから。Photoshopは、WEB業界をはじめ、画像、写真、印刷関係の業界のプロも使う、本格的なソフトなのです。
画像編集は、自由自在に画像を加工し、自分の思うように(さらに、思った以上の)作品に仕上げられるので、熱中すると実に楽しい作業です。現在は、無料ソフトも含めて、いろいろな選択肢が用意されています。
自分に合ったものを選び、大いに画像編集を楽しみましょう。
なお、無料のGIMPについては、使い方などの解説本も出版されています。さすが、有名なソフトというだけはあります。
◆ GIMP 独習ナビ
◆ GIMPのすべて
それでは、また次の記事で。
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