ここでデスクトップとは、スマートフォンなどのモバイル機器を除いたもの、つまりパソコンのことです。
「パソコンにおけるOS別のシェア~WindowsとLinux」という、
2024年4月20日の記事は、
⇒ こちらをご覧ください。
そこに書いたとおり、デスクトップ向けOSでは、Microsoft Windowsがぶっちぎりのシェアを握っています。
2024年3月時点での、Windowsの世界市場シェアは、72パーセントとなっています。
OS別のシェアを公開している「statcounter」という、有名なWebサイトに出ている数字です。
他を寄せつけない、圧倒的な数字のように見えるのですが・・・、
ところがどっこい、
長期での推移を見てみると、Windowsは、実はシェアの減少を続けているのです。
Windowsは、2009年1月の時点では95.42%という恐るべきシェアを誇っていました。けれども、それ以降、ほぼ一定の割合でずっとシェアを減らし続けています。そして上記のとおり、今年3月時点では72パーセントという数字になってしまった、というのです。
これに対して、私が興味を持っているLinuxは・・・・。
デスクトップOS市場におけるLinuxシェア は、2023年2月時点で2.94%になり、とうとう、2023年6月に3.07%になりました。「初の3%超え」の記録達成です。これはLinuxの30年以上の歴史における快挙でした。
それが、さらには・・・、
2024年2月末時点で4.03%に到達しました。
1991年にLinuxが登場して以来、デスクトップPC向けの用途で4%を超えるのも、これまた初めてのことです。
30年以上かかったシェア3%超えから、なんと、わずか8カ月という短期間で「4%超え」を達成です。
Linux のシェアの推移の特徴的なのが、
増減の変動を見せることなく、ほぼ確実に数字が上昇していることです。
Windowsの減少傾向や、
Chrome OSなど他のOSの上下変動に比べると、安定的な上昇が特徴です。
シェアの上では小さくて、まぁ微々たる数字ではあるものの、このようにLinux ユーザーは増え続けています。
もともとLinux は、サーバー用途として多く利用されてきました。それが、近年ではGUI環境(グラフィカルユーザーインターフェース)が充実し、デスクトップ用途としても十分に満足できるものになってきました。その中でも特にUbuntu(ウブントゥ)は、Linux 素人であっても比較的、抵抗感なく使えるOSと思われます。
個人や、それから職場の業務などで使われるPC用のOSが、Windows一辺倒の状況から多様化してきたことは、好ましいことだと考えます。
なぜなら、大規模障害等の発生といった、危機的状況の回避につながるからです。
Windows10のサポートが来年10月にはなくなります。ハードウェア要件の制限によって、Windows11にアップグレードできないWindows10パソコンがたくさん出てくるはずです。まだ使えるのに廃棄するのは、もったいないと思いませんか。そのパソコンにUbuntuを入れて楽しむってのもありです。
どうです?
いかがでしょうか。
◆ Linux初心者向け解説書「実践Ubuntu」
それでは、また次の記事で
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