パソコン悪戦苦闘記録

指定した表示形式で日時を取得~dateコマンドのフォーマット

 UbuntuなどのLinuxにおける「date」コマンドは、現在の日時を取得、表示してくれる便利なコマンドです。

 Excel VBAや、Word VBAでも、「Date」関数は便利なのでよく使います。
 VBAにおいては、多くの場合、Format関数と組み合わせて、好みの表示形式にして使います。

 Linuxのdateコマンドでも、同じように、表示形式を自由に変えられるはずだ・・・・、と思いながらも、その方法を調べることなく、これまでずっと放置してきました。
 んで、連休の今日(2024年5月3日)、時間があったのでようやく調べてみました。

 dateコマンドを使い、指定した表示形式で日時を取得するには、
  date [+format] と、dateの後に+でフォーマットを指定します。

主なフォーマットは、次のとおりです。
%Y  西暦4桁
%y  西暦下2桁
%m  月(01~12)
%-m 月(1~12)
%d  日(01~31)
%-d 日(1~31)
%A  曜日(日曜日~土曜日)
%a  曜日の省略形







いくつかの例を掲げます。

例示【1】
$ date 
2024年 5月 3日 金曜日 20:35:22 JST

例示【2】
$ date +"%Y年%-m月%-d日(%A)"
2024年5月3日(金曜日)

例示【3】
$ date +"%Y年%m月%d日(%a)"
2024年05月03日(金)


 上記の例示においては、フォーマット部分をダブルクォーテーション(")で囲っていますが、これがなくても同じ結果になります。ただ、フォーマットの中に特殊文字がある場合に、特殊文字の働きを無効化して、文字列として表示させるためには、ダブルクォーテーションが必要となります。特殊文字は、; & ( ) | ^ < > ? * [ ] $ ' " ` { } 改行 タブ スペースなどです。

 クォーテーションは、特殊文字に特別な働きをさせることなく、特殊文字を通常の文字として扱います。
  このクォーテーションの働きについては、
   こちらの記事をご覧ください。


 ファイル名の中に今日の日付を組み込んだ上で、ファイルを保存するときなどに、日付を好みの形式で取得できるのは便利です。指定形式で日付を取得して、ファイル名の一部にできます。
 「240503_BackUP.txt」 などといったファイル名です。




それでは、また次の記事で
goosyun
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