これまで使っていたPCを異動先の部署に持って行って、そのPCを引き続き使うことは許されていません。異動先に設置されているPCを使うことになっています。
Wordマクロは、簡単に新PCに移し替えることができました。
その方法については、
⇒ こちらの記事をご覧ください。
上記方法で移し替えたほとんどのWordマクロは、新PCでもそのまま動いてくれます。
けれども、中には、中味に手を加えることが必要なマクロもあります。
例えば、文書を保存する場所(保存フォルダ名)を、マクロ内で指定している場合などです。ユーザー名が変更になった関係で、ファイル保存場所のパスがこれまでと異なるからです。
こういう場合、マクロを編集して、VBAコードを書き換えることになります。ファイル保存場所(パス)の書き換えです。
このように、いったん作成したマクロは、後日書き換える必要がどうしても出てきます。それに備えて、マクロの作成に当たり、メンテナンスを意識しておく必要があります。
その一つの工夫が、「定数(じょうすう)の利用」です。
定数とは、プログラム(マクロ)内で何回も使用する値に、自分にとって分かりやすい名前を付けておく仕組みです。
専門用語でいうと、Constステートメント です。
マクロ内に文書保存フォルダの場所(パス)を何回も記述する必要がある場合、値であるそのパス自体を、マクロ内で何回も記述するのではなく、その代わりの定数を記述します。そのためには、モジュール冒頭で、値に自分が分かり易い名前を付けておくのです。専門的にいうと、定数に特定の値を代入する、となります。
例えば、
Const myFolder as string = "C:¥Users¥HogeHoge¥業務文書"
とします。
この場合の、「myFolder」が定数名です。
myFolderというstring(文字列)型の定数に、
"C:¥Users¥HogeHoge¥業務文書"
という値(文字列)を代入しています。
こうして、マクロ内で使う値に名前を付けておくと、つまり定数を設定しておくと、メンテナンスがし易くなります。
値が変更になった場合、マクロ内のすべての該当の記述を書き換える必要はなくて、モジュール冒頭の定数の記述、1か所だけを書き換えるだけで済みます。
Const myFolder as string = "C:¥Users¥HogeHoge¥業務文書"
とあるのを、
Const myFolder as string = "C:¥Users¥NandaKanda¥業務文書"
と、変更するだけです。
今回のマクロ書き換えも、これで楽ができました。
えらいぞ、goosyun!
◆ 最速攻略 Word マクロ / VBA徹底入門
それでは、また次の記事で
■■■■ goosyun ■■■■
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