デスクトップフォルダがOneDriveの下に配置

　PCのデスクトップにファイルを保存したら、デスクトップ上のアイコン左下に、おかしなマークが付いている、という記事を先日書きました。
　⇒　こちらの記事をご覧ください。

　アイコンの左下に、時計マークが表示されるのです。（時計マークに見えたのですが、実は「時計」ではなくて、正確には「チェックマーク」だと、後で分かります。）

　アイコンの左下にくっついているそのマークの意味が分からなくて、不気味に感じられました。
　そこで、いろいろと調べてみました。
　
　ファイルを保存したのがデスクトップですから、手掛かりはデスクトップにあるかも・・・。ということで、エクスプローラーでデスクトップフォルダを見てみます。
　すると、
C:￥Users￥HogeHoge￥OneDrive￥Desktop
となっています。
　ん？なんで？
　どうして、「デスクトップ」フォルダが、「OneDrive」フォルダの下に配置されているの？

　OneDriveは、Microsoftが提供しているクラウドストレージサービスですよね。
　雲の上のフォルダですよ。つまり、ネットワーク上のオンラインフォルダです。
　それが、どうしてPC内のユーザーズフォルダの中にあるの？
　さらに、OneDriveフォルダのさらにその下に、デスクトップフォルダが配置されている。考えていたら、わけが分からなくなりました。
　どういうこと？
　いったい、どうなっているの？
　どう考えればよいのか、見当もつきません。
　
　これを解決するために、最初は、デスクトップフォルダを別の場所へ、つまり、「OneDrive」フォルダの配下から解放してやればよいのではないだろうか、とも考えました。
　けれども、デスクトップフォルダは、PC内でも特殊なフォルダです。うかつに場所を移せば、何か変な不具合が出そうです。
　はてさて・・・・、どうしたものか。

　あれやこれやと検索している中で、ようやく答えが見つかりました。
　答えは、OneDriveの設定でした。

　MicrosoftのWebサイト

「Windows 10 は既定で OneDrive にファイルを保存する」

に、次の解説文が掲載されています。　

《以下、Webサイトから引用》
　作成したファイルを保存する場所はいつでも選択できますが、コンピューターでは [デスクトップ] ファイル、[ドキュメント] ファイル、[画像] ファイルに対して既定の保存場所が設定されています。
　Windows 10 のセットアップ時に、ファイルを OneDrive に保存する利点について説明する [OneDrive でファイルをバックアップ] 画面が表示されます。 (2019 年7月より前は、画面に [OneDrive でファイルを保護] と表示されていました)。 [次へ] をクリックすると、OneDrive が既定の保存場所に設定されます。 [この PC にのみファイルを保存する] オプションをクリックすると、ご使用の PC が既定の保存場所に設定されます。この既定の保存場所はいつでも変更することができます。
　既定の保存場所がご使用のコンピューターであるか OneDrive であるかに関わらす、ご使用の PC ですべてのファイルを使用できます。 Windows 10 に組み込まれている OneDrive アプリによって、OneDrive とご使用のコンピューター間でファイルが同期されるため、ファイルはバックアップされ、保護されて、任意のデバイスで使用できます。

《以上、引用終わり》

　上記の解説文のとおり、デスクトップフォルダの保存場所をOneDrive に設定していると、OneDrive とPC内のローカルフォルダのファイルが同期されるのです。
　この設定であれば、
「デスクトップ」フォルダが、「OneDrive」フォルダの下に配置されます。
　つまり、
C:￥Users￥HogeHoge￥OneDrive￥Desktop
というパスになるわけです。

　この設定を変更して、デスクトップファルダの保存場所を、OneDriveではなく、[この PC にのみファイルを保存する] に変更してみます。すると、デスクトップフォルダは、OneDriveフォルダから解放されます。
　そうすることで、デスクトップ上のアイコンにも、変なチェックマークが付かなくなります。

　Microsoftアカウントを使用してWindowsにサインインすると、パスワードを打ち込まなくても、エクスプローラーからOneDriveにアクセスできるようになります。そして、PC内部のフォルダ（ファイル）と、OneDriveとが自動的に同期されています。このことは知っていました。
　これと同じことが、デスクトップフォルダ等でも行われるように設定できる、こういうことみたいです。

　上記MicrosoftのWebサイトの解説によると、Windows 10 のセットアップ時に
　１　OneDrive を既定の保存場所にするか、
　２　 PC にのみファイルを保存するか、
いずれかを選択できるとなっています。
　Windows 10 のセットアップ時に、そんな設定場面があったのでしょうか。全く覚えていませんけど。

　いずれにしても、デスクトップフォルダ（ファイル）の保存場所をPCのみ、と変更することで、OneDriveとの同期は行われなくなります。そうすることで、デスクトップ上のアイコンの変なマークもなくなります。
　アイコン左下に付いていたマークは、OneDriveとの同期が行われたことを意味するチェックマークというわけです。デスクトップフォルダの保存場所をOneDriveでなくPCのみとすると、同期が行われたことを示す必要がないため、余計なチェックマークも付かないというわけです。

　これにて、一件落着！

　では、設定を変更するにはどうするのか？
　その設定変更手順については、次回の記事で解説します。

◆ 無線LANルーターが安い 11ac