事件、事故報道の、「あるある」です。
今、テレビやネット上で大きな話題になっている、山口県阿武町。
町による誤振込問題に関連して、あることが、大きな話題になっています。
銀行に対して振込依頼をするのに、データを渡す手段が、なんと「フロッピーディスク」だったことです。過去の遺物、昭和の遺物のフロッピーです。ネット上では、「旧石器時代」なんて言い方もされています。
私自身、個人的データを保管するのに、いまだMO(エム・オー)ディスクを使っています。データの長期保存に適したメディアとして、いまだにMOディスクが現役です。
MOのすぐれたデータ長期保存能力については、
⇒ こちらの記事をご覧ください。
確かに、そのように、私もいまだにMOディスクを使ってはいます。
けれども、フロッピーディスクがまだ使われていたこと、しかも、お役所の公的な仕事で使われていたこと、これにはビックリでした。データ保持能力に関しては、少々問題のある、あのフロッピーです。
けれども、この現象も「あるある」だと思います。
というのは、いったん、仕事上のシステムとしてあるやり方が確立して、日常的に浸透すると、たとえ新しい方式が出てきても、なかなか乗り移れないってこと、よくある話です。
町役場と銀行とのデータの受け渡しも、事務処理システムの一部にフロッピーディスクが組み込まれ、確立していたのではないでしょうか。よほどの外圧がかからない限り、新方式への移行はむつかしかったのかもしれません。
もしかしたら、コンピュータシステムのプログラムを書き換える必要があったかもしれません。プログラムのコード中で、「A:¥」とある部分を、「C:¥」などと書き換えれば済むだけの、簡単なものだったかもしれません。
けれども、そのプログラミング言語の知識がない一般の職員にとっては、手を出しにくい分野です。まして、プログラムコードのその一部分を触ったばかりに、思いもしないところに影響が出るってことも、よくある話です。システム全体を把握しない者がコードを触ると、よく起こる問題です。
山口県阿武町のシステムがどういうものだったのか、その辺は知りません。
ただ、この事件に関連してフロッピーディスクの話題が出てきて、そういうことを考えました。
私の会社での仕事のやり方も、外部から見ると、
「えぇ~?、まだそんなやり方なの?」
って指摘を受けるようなこと、もしかしたら、あるのかもしれません。
◆ MOディスク
それでは、また次の記事で
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