間質性肺炎と診断されて経過観察の後に治療を始めたのが5年前の夏。
当時はネットで検索して【余命5年】なんて宜しくない情報ばかりが目に入って来てそれは落ち込んだものですが、なんとか無事にその5年を超えることができた冬であります。
でもずっと気を付けていたのに先週は数年ぶりに風邪をひいてしまった。
いや、平熱だったのでインフルではないと思うけれども軽い喉の痛みに始まり、翌日からは肺まで引き込んだみたいで咳がさらに酷くなって少し心配でした。
なんとか回復してきたけれども免疫力が弱っているみたいで下唇にはヘルペスまでできてしまった。
そんな中、私の5年目の呼吸器内科検診に行ってきました。
やはり体調が悪い時は悪化しているのではあるまいかとドキドキしながらの採血やレントゲンとなりますが、それが終わったら気も楽になりいつものように朝食を食べながらくつろぐのである。
そろそろという頃に待合室に移動するベテラン患者のオジサン。
良いタイミングで「ドンマックさん、6番診察室へどうぞ」と言うM子先生の優しい声。
「どうですか?」
「いやあ何年かぶりに風邪をひいてしまって。喉の痛みと咳くらいだったんですがヘルペスまでできてしまって・・・」
「あら、私も子供からもらったんですよ。子供や孫ちゃんのお世話でもらうのは仕方ないですね。」という鼻声の先生の言葉に二人で笑う。
さて心配した今回の結果も前と変わりなく、持病とは関係ない抗生剤やヘルペス薬、眠剤などを貰って帰りました。
いろんな小さなことを心配してくよくよしたり、もっと良くならないか?もっと良いことがおこらないかなんて思ったりもするけれど、今が良ければそれだけで幸せなことなのかもしれない。
今日も昨日と変わらずに普通に生活できたことが幸せなことなのかもですねぇ。
さて、家に帰ったら今度はモコ助の事が気になりだした。
実は右のお尻にコリコリした塊があるんですよね。
7月にワクチンを打った辺りと思うんだけれどもネットで調べると接種後に3カ月くらいしこりが残る場合もあるって。
固まりモコ助(本文と関係ありません)
でももう5カ月も過ぎているし、と、このところずっと気になっていたのである。
自分が変わりなかったので気持ちが楽になったオジサンはその勢いで「よし」と思い立ちモコ助をムンズと小脇に抱えると車に乗せて動物病院へ向かった。
「注射した辺りなんですけど・・」と言うと、一瞬笑顔が消えてムムム?となった若先生は診察台の上にモコ助を置くとお尻をグリグリと触診して・・
「脂肪の塊ですね。注射の場所はもっと上の腰の辺りなので違います。」とさわやかに笑顔で否定された。
確かにモコ助は胸の辺りとかにも小さな脂肪の塊があるんです。
体質なのかあるいは飼い主がオヤツを与えすぎなのかは知らんけど、まあこちらも特に何かする必要もないとのことで良かった。
ここに来るといつもは痛いことをされるのに今日は何もされなかったので、ほっとして病院を出るモコ助。
こうして心が軽くなったオジサン二人は家に帰りつくとソファーに寝転んでオヤツなんか食べながらまったりと過ごすのでありました。
めでたし、めでたし。