四月八日のニュースステーションである。パリで聖火リレーが妨害されたことを報道した。これに対する古館キャスターのコメントである。聖火リレーに対する抗議やデモを、オリンピックの政治利用です。空疎な思いしませんか、と断じた。抗議行動は政治利用であり、すべきではないというのである。
しかも空疎な行為、つまり、つまらない行為だというのである。確かに建前から言えば暴力的な抗議行動はすべきではないのであろう。しかしこの抗議行動が燃え上がったのは、最近中国政府がチベット民族に弾圧を加えた結果、起きた暴動に対しての抗議行動である。
しかも中国はチベット1949年の侵略以来、何百万のチベット民族を殺害、拷問などあらゆる手段を使って弾圧し、チベット文化を抹殺し続けている。チベットにおける文化破壊やおぞましい残虐行為は多く知られている。ナチの行為に匹敵するどころではない。
もし聖火リレーの妨害を非難するなら、同時にその何万倍の口調で中国政府の侵略や残虐行為を糾弾しなければなるまい。これではやくざに襲われ殺されそうな市民が、わずかに一、二発のか弱きパンチを返した光景を見て、やくざの行為の目をつぶり、市民の反撃を暴力的だからやめよと批判するごときものである。古館の精神構造はどうなっているのだろうか。
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