国技とは単に日本で永く続いたスポーツではなく、参加する者が日本人の精神の理想を体現した者でなければならない。そうでなければ、国技などという必要はあるまい。ところが時津風部屋の力士殺人事件での関係者の行動は悲惨なものである。直接殺人を起こした弟子は、親方の指示だといい、親方は弟子が勝手にやったと責任を転嫁した。
更に相撲協会理事長の元北の海は、責任をとって辞任するどころか理事長に再選された。このような事件ならば、日本の伝統精神に従えば理事長や親方は切腹してしかるべきである。ところが彼らは地位にしがみついたり、責任を転嫁している。こんな醜悪な光景が日本人の精神の理想の対極にあることはいうまでもない。
今評判になっている映画「明日への遺言」岡田資中将は東京裁判で、部下の責任を一身に引き受けると共に、米軍の無差別爆撃を堂々と追求した。すなわち責任から逃げることもなく、主張すべきことは主張した。これが日本人の精神の理想の体現に他ならない。
ひるがえって相撲関係者の行動は何であろうか。未来ある青年の生命を残酷な手段で奪ったのにかかわらず、元親方は虚偽の証言により、弟子に殺人の責任をおわせようとし、理事長は組織の維持と地位への執着しか念頭にない。これは朝青龍の横綱たる品格のない行動と同様、あるいはそれ以上に日本人の理想を冒涜している。もはや相撲は国技たる資格を失った。
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