カントZ501はようやく出来上がりましたが、我が家にはまだまだ、できそこないが残っているのです。このキット製作には、考証ミスもあるのですが、説明書通りだと開き直っています。例えば上側面色と下面色の境ですが、比較的多数残っているV103の写真を見れば、バレバレですがいかんともし難いので放っておくことにしました。この方がカッコイイのです(;^_^A
Ju288といえばエンジン選定に苦労していますが、He177と同じエンジンをつけたのがV103で、一応の決定版です。従って見た目は双発なのに、実質4発なのです。ところが、機体サイズを双発に近くしたので、速度性能だけはやたらにいいのです。
実機を見ると、主脚カバーの大部分は、脚が出入りする瞬間だけ開いて、いつもは一部を除いて閉じている仕掛けなのですが、キットを素直に組み立てるとそうはいきません。カバーを閉じると主脚の後方支柱が当たるのです。キットのメーカーのフーマはかつてドイツの珍機を一生懸命出していましたが、大甘のスジボリで悪評が高かったのですが、、この機体だけは、いい感じに仕上がっているから不思議です。グリーン系二色の迷彩も似合っています。特徴あるキャノピーなんかもうまくいきました。
この機体の最大の魅力は、丸っこい機首のキャノピーと、双発なのに四発と言うごつい、エンジンカウリングにあります。ドイツ機の常で、ラジエターはエンジン前面の銅色のパーツです。中々迫力があります。過給機のエアインテークは、エンジン両端の主翼にあります。しかも搭乗員は、ガラス張りのキャノピーの4人だけです。リモコンの機銃座は4カ所もありますから、いざとなったら、パイロット以外は機銃の操作ですが一人足りませんから、全部の銃座を同時に操作できるわけではありません。機首に搭乗員を集中するという思想が、日本海軍の銀河に受け継がれたのですがリモコン銃座だけは真似できませんでした。見ようによっては、この機首、銀河に似ていませんか。ちなみにJu388はJu88の最終発展型でJu288とは系統が違いますが、キャノピーの形状がよく似ています。
御覧のように、未完成はプロペラが主ですが、最近の雑誌でHe177のペラ径が4.5mと判明したので、V103も同じだと分かります。ジャンクパーツからから少しだけ大きなのを調達できましたから、切り詰めればいいのです。スピンナーキャップは三枚用のものででっち上げます。キットの箱が消えたので残りのパーツも消えたので、尾部銃座はプラバンなどで自作です(*の図面から)。元々キットのペラは寸法さえいい加減で使い物になりませんでした。
こう見ると与圧室用の丸っこいキャビンがカッコいいです。キャノピーの透明度もフーマにしては上出来です。それにしても、Ju288シリーズはそこいらじゅう弄くり回しているのに、ごく初期型以外は、どれも内翼が食い込んでいて、構造的には不可解ですが、魅力的ではあります。
さて頭の中では、いかにして仕上げるか、イメージも材料も揃ったのですが、カントZ501同様、完成はどの位かかることやら。ここまで来るのに五年以上は経っているのですから。しかし、一点だけ修正できない大間違いがありますが、目をつぶることにします。その点は完成時に披露します。
資料* WARPLANES OF THE THIRD REICH、William Green著、この本高いですが、第二次大戦のドイツ機のハンドブックとして使えます。ただし、Ju288のプロペラの記載はありませんでした。
もう少しで完成のようなので、完成披露お待ちしております。
私は足が痛い。←拙ブログのDo217J-1/2の記事のヒロシ殿のリコメ見て下さいね。
足がお悪いようですが、小生も10年前に、筋トレのバーベルプレート落として当たって、左足親指骨折で一年ランニング休みました。その間のリハビリをさぼったら、ひどい外反母趾になって治りません。足は使えないときには医者とよく相談して、リハビリをしっかりしないと小生のようにひどい目にあいますので気をつけて下さい。
積んでいるとは、驚きです。同じようにトラブルに
見舞われていたのでは、ないでしょうか。
He177はエァーフィックスのキットで作りました
大きかったです