ぐれいと ぶった

「ぐれいと・ぶった」は,奈良県で活動している知的障害者ソフトボールチームです.

試合後の宿舎にて

2006-10-21 17:08:18 | 監督
 日曜日の試合後の話の前にチョット皆さんにも考えていただきたい話をしたいと思います。土曜日の夜のミーティングのときの話です。ミーティング前に部長から、今日のぶっだの様子を見ていて以前とは明らかに違うところがありとても気になる。との話がありました。それは、昼の弁当の片付けのときの出来事でした。以前のぶっだなら率先して弁当の配布や片づけをしていたはずが、今回は全てサポーターの川野くんやあいチャンまかせ。さも当たり前のようにしていた。こんなこと今まで何回も経験して自分たちのできることは自分たちでするのが当たり前になっていたんじゃないの?ということでした。そうですよね。ぶっだのみんなは、できないことはお手伝いいただきながら、できることは自分たちでする。そしてひとつでも自分たちでできることを増やしましょう。とい取り組みをしてきたはずです。それが、今回のようなことでは今までしてきたことがいったいなんだったんですか?大会に参加していないメンバーがこの様子を見たら嘆きますよ。という話がありました。みなさんどうでしょ?考えさせられますね。それと、この後も由利リーダーから嘉彦の話がありました。嘉彦はこの大会中体調が悪く、初日金曜日から、公式練習場到着直後の移動で発作が起こり、公式練習ができずにいました。そして土曜日の開会式終了後にも発作が起こり、車椅子を探すために会場内を右往左往している間に、ソフトボール開会式場へはギリギリの移動となりました。そんな嘉彦を見ていたみんなは、いつものとおり嘉彦の身の回りの世話をしてくれました。それは仲間として当たり前であり当然のようにしてくれていました。素晴らしいことです。周囲の方々が救急車は?救護室へ搬送しましょう?といわれる中落ち着いて対応してくれます。公式練習をしながらでも安否を気遣ってくれます。でも、みんなにはもう一歩踏み込んで嘉彦がどれだけ悔しい思いをしてみんなと一緒にいるのか?また、いたいのか?を考えてほしいと話を監督からしてほしい。といわれました。それは、土曜日の宿舎への帰りのバスの中でのことでした。バスの一番前の席に隆司と座っていたときのことでした。突然嘉彦が立ち上がって後ろを振り返り「みんな迷惑かけてすまん」と一言。声が小さかったので聞こえていた人は少なかったでしょうが、隆司、健二、由利リーダー、監督、そして部長はこれを聞きました。本当につらいのは嘉彦です。好きで発作を起こしているのではありません。自分でもどうしようも無いのです。それを自分のことで迷惑をかけている、さらにみんなに謝る。できますか?我々に?勇気のいることです。この話をミーティングで監督からしてほしいという由利リーダーも素晴らしい感性の持ち主です。本当に監督として周りの方々に恵まれています。生かされています。そこで、部長、監督が一言ずつ苦言を呈するわけですから由利リーダーにも同じようにしていただこうということで、今大会当初は、時間厳守ができていないことを厳しく?話をしてもらいました。ごめんなさいねいいところばかり取ってしまって・・・。ということで土曜日のミーティングは上記3点ができない限り明日の勝利は考えられない。という締めくくりとなりました。結果は、先ほどからお伝えしているとおりです。翌日にはこの話がみんなの腹の中にズッシリとはいったようでした。大会中の起床時間は初めから最後まで5時、朝食は6時、出発は集合時間の30分前には集合する。これだけは期間中ずっと通して全員ができました。自分のことが終われば同室にの仲間のことを、それが早く終われば隣の部屋の人たちを、最後は全員が間に合うように・・・。なんて素晴らしい力を持った人たちなのでしょう。教えられます。人の本当のやさしさを。ありがとう。ということで、日曜日宿舎に戻ってきたところから・・・全員が疲労困憊とおもいきや、とても元気です。なぜ?って聞きたくなるくらい元気でした。このことはまたまた次へとまわしたいと思います。ちなみに、今回彰吾と翔平が初参加。翔平は善之に細部にわたり指導を受けまるで師弟関係のように、いやいやコバンザメのようにずっとくっついていました。彰吾はというと、チュチュマンだということが発覚。部長に始まり監督、由利リーダーと毎日チュウの雨嵐をおくってくれました。そして、彰吾とともに裸の付き合いをしたのは、金曜日は部長、土曜日は監督、日曜日は由利リーダー、月曜日は善之、でも一番よかったのは部長のようで、部長の名前を連発していました。
 報告を投稿しだすと見直しが大変で、何度見直しても間違いがいっぱい。しゃべっていると楽なんですが。だれかしゃっべいる内容を監督の変わりに入力してくれ~。本日はこれまで

いよいよ2回戦

2006-10-21 13:38:18 | 監督
 2回戦は昨日お知らせした、福岡県の月の輪学園チームです。選手は絶対に勝つぞ!との意気込みで試合に臨みました。オーダーは1番センター善之、2番DP竜也、3番ショート徳匡、4番サード諭、5番レフト健二、6番ピッチャー代作、7番キャッチャー賢一、8番ファースト健一郎、9番ライト寛史です。奈良県先攻で試合が開始されました。
 1回表、なんと9球で三者三振。わがチームがここまで簡単に打ちとられるとは・・・。しかし、得点さえ与えなければ何とかなる。と気を取り直しての
 1回裏、先頭を三振に切って取り、2番をピッチャーゴロ、ここで悪い癖が、3番を2-1と追い込んでからのデッドボール。そして4番にセンターライナーと思いきや、善之のファンブル、そしてその間にデッドボールのランナーが一挙ホームイン。なんと1点先制されてしまいました。このあとも4番に四球。5番にも2-3のフルカウント。しかしここを何とか三振に切り抜け1点で抑えてくれました。結果的にこのことが後になってぶっだに有利になったのですが。それはあとのお楽しみ。
 2回表、3番からの攻撃はセカンドゴロ、そのあとは6球で2者三振。
 2回裏、7番から三者連続四球で満塁。たまらず監督はマウンドへ。このとき話をしながら、まだまだ選手たちはこの試合あきらめていないことがビシビシ伝わってきました。そしてこの後、1番からの好打順でしたが、1番をサードからホームへのホースプレーで(賢一君自宅でのキャチングの成果がでました。)、2番を2-2から三振に、3番をライト横へのフライに打ち取りなんとかピンチを切り抜けました。このときのライトフライ、あらかじめライト線を守っていたこともありますが、あの場面で本当に好捕してくれた寛史君にベンチでは手荒い歓迎がありました。これで絶対に試合の流れはぶっだにきた。と確信しました。
 3回表、7番からの攻撃は、ファーストゴロ、三振、三振とあっさりと終わってしまいました。
 3回裏、先頭打者四球、後続を三者三振に打ち取り試合は膠着状態です。
 4回表、1番からの好打順、しかしここでもピッチャーゴロ、2番は三振、ここまで完全試合に抑えられています。そして最後のバッターも2ストライクと絶体絶命です。ここでやはり頼りになりますぶっだの3番徳匡。なんと意地のライト前2塁打を放ちました。ベンチもスタンドも全てのひとがもうだめだ・・。と誰もが感じる場面です。しかし、ベンチでは誰もが完全試合だということも2ストライクに追い込まれていることもまったく気づきませんでした。これは試合に集中していることはもちろんのこと、絶対に負けない。とう気持ちがそれらのことを忘れさせていたような、本当にすごい気迫をベンチで感じました。そしてみんなの期待を一身に背負って4番が打席に向かいました。このときほんとに諭の背中が大きく感じましたね。しかし、ここでもカウント2-2。次の1球絶対にストライクがくる。何が何でもスイングをしてくれ~。と心の中で叫びながら・・・なんとレフトオーバーのランニングホームラン。相手チームの普段の鉄壁な中継プレーもこのときばかりはぶっだの気迫に負けたようで、中継ミスにも助けられ逆転です。この次の健二がセカンドライナーで攻撃終了。
 4回裏、さすが流れがぶっだにやってきました。8番9番と連続三振、最後のバッターをセカンドゴロに打ち取りみごと2回戦を突破しました。最後のセカンドゴロも普段ならライトへ向けるところでしたが大介の攻守によりなんなくきりぬけることができ、なんと2試合連続逆転勝ちをおさめました。
 1回戦、2回戦とぶっだがこれだけ追い詰められた試合を見たことは今までになかったのでは、と思います。しかし、このプレッシャーのかかる試合に勝利したことは、何年もかけて培ってきたものが今まさに花開いたのということではないでしょうか。培ってきたもの、それは一言で言い表せません。このことは11月の慰労会においてみんなで大いに語り合いたいと思います。
 次の投稿は、日曜日試合終了から宿舎での模様をお伝えできればと考えています。こうご期待。