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交流分析1  プラスのストローク マイナスのストローク 

2018-04-13 | 交流分析
2022年5月8日更新
2024年8月16日更新

交流分析(Transactional Analysis)は、フロイトの弟子である精神科医のエリック・バーンによって提唱されたもので、略して「TA」と呼ばれ、最初は英語で呼ばれていたものが日本での研究を重ねていくうちに、日本語で「交流分析」と呼ばれるようになったそうです。

「交流分析」とは、エリック・バーンが提唱した「TA」に日本の考え方を織り交ぜた学問を指します。


交流分析(TA)には3つの流派があり、

古典派  「成人の心」を重視しており、エリック・バーンの考え方に忠実に沿ったもの。

再決断派  「子供の心」を重視しており、ゲシュタルト療法を交流分析に統合したもの。

カセクシス派  「親の心」を重視したもの。



交流分析では、他者との交流・やり取りを「ストローク」と呼んでいます。

プラスのストローク  賞賛・肯定・好意・尊重など、もらうと快適な気持ちになれるもの。

マイナスのストローク  反対・否定・批判など、受け取ると不快感・苦痛を味わうもの。

条件付きストローク  相手の行為や業績と引き換えに与えるもの。 「テストで100点取ったら○○あげるよ」など。

無条件のストローク  その人の存在・人格そのものに与えるもの。 「あなたは生きているだけで素晴らしい」「組織内で自分が気に入らない人間は排除する」など。



交流分析では「OK牧場」と呼ばれる、「自分」と「他人」との基本的立場をいいます。

私はOK  あなたもOK  自分も相手も肯定することが出来て、お互いの信頼関係のある状態。

私はOK  あなたはOKじゃない  他人の揚げ足を取ったり、見下したりする。

私はOKじゃない  あなたはOK  物事がうまくいかない時に自分を責めたり、他人をうらやんだりすること。

私はOKじゃない  あなたもOKじゃない  「自分もダメだし、相手も信用できない」と自暴自棄になる。


交流分析では「スタンプ」という概念があります。

人間の内面にも「ポイントカード」のようなものがあり、ポイントがたまると商品との引き換えに使えたりしますが、「スタンプ」の概念では、日頃の不満や欲求を言わずに我慢していたりすると「心のスタンプ」が押されていき、一定数のスタンプがたまってくると、感情や欲求を抑圧することができなくなり、「スタンプ交換」で暴力行為に及んだり不適切な行動を起こしたりすることを言う。


次は「交流分析2 ディスカウント」です。




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交流分析概念のスタンプ



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