グリングリンの庭 .......green&grin

緑[green]にかこまれて笑顔[grin]になれる。 そんな庭づくりを目指しています。

 ごあいさつ

東京都稲城市を拠点に、その周辺で庭仕事をしています。
このブログでは、仕事内容の紹介や、趣味でもある園芸に関する情報もお伝えしていきます。
どうぞ、お暇なときには覗いてみてください。
お庭に関する記事はこちら 造園のすゝめ です。
施工例はこちら Gardens をどうぞ。

お庭のお手入れ、造園工事についてのお問合せは greengrin@mail.goo.ne.jp まで。
よろしくお願い致します。
                             グリングリン代表 ・ 井 上 弘 太

前庭の趣

2011-08-26 | Gardens
前面の道路からの奥行きが3m程度の前庭です。
1/3を木柵を付けたウッドデッキにして、リビングからのプライベート空間を確保しました。
植栽を挟んで、残り2/3は、中古の大谷石を敷いて、自転車置き場として使ってもらいます。



前面の石敷きは、中古の大谷石です。
黒ずみや、角が欠けていたりしますが、新しい石材には無い趣があります。
土目地には地被植物を数種類混ぜて植えて、柔らかい感じを演出です。



立水栓の水受けは、大谷石の端材を使って、オンリーワンの仕上がりです。 早速、お子さんがサンダルのまま足を洗ってくれてました。
縦格子の木柵は、正面からは光が差し込み、斜めからだとかなりの目隠しになります。 束(柱)を長く伸ばして、飾り棚を作り付けました。

 


ちなみにこちらが施工前です。
重なって植えられていたキンモクセイも、離して手入れをしてあげて、お行儀よくなりました。

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和の坪庭

2011-03-05 | Gardens
こちらの板塀を、以前に作らせていただいたお庭です。
建物の外壁に合うように横板張りですが、お客様からのご要望の竹という素材を少し挟んであります。
今回は、その板塀の奥の坪庭の植木と石を動かして、リフォーム工事をさせていただきました。



施工前は、和室から眺めて、奥に石組みと植木が植わっていて、手前に砂利が広がっている形でした。
せっかくなので印象を変えたくて、奥ぎりぎりまでを海(砂利敷き)にして、手前に波止場(玉竜を植えました)を作りました。
奥の角に押し込めるようにあったヒメシャラを少し前に出してきて、同時にアセビ、シャクナゲも寄せてきて、築島のように見せました。



ぬれ縁には、ちゃんと沓脱石(くつぬぎいし・ぬれ縁から庭に降りる階段になる石)を据えました。
この石は、今まではぺたんこに地面に埋まっていたのですが、掘ってみたらわりと深い石でしたので、沓脱として採用となりました。
ニ石目が海にせり出しているところが気に入ってます。



逆に奥の石は、元は立ち石だったものですが、このひとつだけがあまりにも端正だったので、寝かしてやりました。
落ち着きが出て、また、重厚感もあるので、全体の引き締め役になったかなと思います。



もともとお庭にあった素材で、(こちらではツバキを一本と、石を少々足しましたが) 配置換えをすることで全く違う世界が生まれます。
例えば生活様式の変化だとか、世代交代や、気分転換でもいいと思います。 お庭のリフォーム、承っております。


このついでに、板塀の手前も、いじらせてもらいました。
花の咲く低木を数本加えたので、玄関前がより華やかになるかなと期待してます。
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コッツウォルドのお庭

2010-07-09 | Gardens
先日、伸びすぎたペニーロイヤルミントを刈りに、3ヶ月ぶりにコッツウォルドのお庭にお邪魔してきました。
工事から、早いものでもう3ヶ月になり、植物がそれぞれに成長していて、とても賑やかになっていました。
もともとお庭にあった、様々な色のギボウシの葉っぱが大きく開いていたり、株分けして移植したクリスマスローズも元気を取り戻していて、僕も嬉しかったです。
花壇の植え替えも頼まれていたので、アンゲロニアやペンタスや日々草などの夏の花を植え足しました。
この梅雨のじめじめを乗り越えて、夏の暑さにもへこたれず、お庭を彩ってくれるといいなあと思います。

3ヶ月前→ 「仕上がり!」
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黒松と共存する庭

2010-05-23 | Gardens
     

もともとは、立派な黒松が中心に鎮座しているお庭でした。
お客様のご要望の「雑木林の雰囲気のお庭」に近付けるため、黒松はアプローチの脇へ移植させてもらい、葉映の軽い落葉樹をたくさん植えました。
多年草・宿根草を中心に、下草類もふんだんに植え込んで、まるで、野山の一角のような空間になりました。

     

玄関へ向かうアプローチは、天然石の方形貼りになっています。
歩きやすさと、庭とのバランスを考えた設計です。
この右手に黒松が収まり、存在を主張しすぎることなく、新しくなった庭を眺めてくれています。

     

アプローチと同様の石材で、玄関ポーチの1段目を拡張して貼らせていただきました。
建物と庭が一体化するような効果が得られます。
石材を散らせて、間に玉砂利を敷けば、水辺の演出ができました。

     

     

園路には、元のアプローチで使われていた飛石を再利用して、細かい石と合わせて、あられこぼし風に畳みました。
周りに植えた地被植物が這入り込んで、もっと馴染んでいってくれるはずです。
パンダスミレは、そんな地被植物のひとつ。 花が終われば、ぐんぐん伸びて広がります。

          
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丸窓のおうち

2009-10-27 | Gardens
玄関前にはブロックを積んで、左官で白く塗って、表面を少し荒らして、質感のある壁にしました。
角を丸めたので、窓も丸く開けて、中には照明を取り付けました。
玄関なので、きちっとしたラインですが、でも、遊びが感じられるようにという意匠です。

     

アプローチは、石英ブロックで縁取りをして、山砂を洗い出して、自然を感じられる優しい雰囲気です。

     

お庭のほうは、石貼りのテラスと、小さめのウッドデッキを作りました。
ご家族でバーベキューをよくされるそうなので、活用してもらえると思います。
テラスから石がはみ出しているのは、庭の中での遊びと、ウッドデッキへと誘導する意味合いを兼ねています。

     

      立水栓も、テラスと同じ石で囲いました。統一感はばっちりです。
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ハワイアン テラス

2009-09-22 | Gardens
 クオーツストーンのテラスを、ハワイアンな植栽で飾りました。

 

 玄関ポーチを広げて、テラスを兼ねた造りにしました。



 アプローチも、同様の石貼りで、統一感を出しています。



 ハワイアンな植栽は、クッカバラやモンステラ、カラジウムなどの観葉植物を利かせています。

 

 小さな前庭ですが、花と緑を存分に楽しめる空間になりました。

 
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 自己紹介   グリングリン代表 ・ 井 上 弘 太


はじめまして。
造園業・グリングリンでは、緑にかこまれた暮らしを提案しています。

私は、子供の頃からお花が好きで、気付けば庭いじりが趣味となっており、そのまま、仕事として造園業を目指すようになりました。
高校卒業後、当時憧れだったイングリッシュガーデンをこの目で見るべく、単身渡英しました。
結果的に3年に至った園芸留学期間では、学識はさておき、園芸が当たり前にある英国人の生活に浸れたことが、なによりの経験になりました。
帰国後、花苗の生産業や、外構デザインなどを経た後、町田市図師町にある造園会社に入りました。
そこでの師との出会いのおかげで、私は、ますます造園のおもしろさを知り、また、社会の中での造園の重要さを覚悟することができました。
独立した今、恩師の教えを踏まえ、自分の信じる造園の道を進んでいきたいと思っております。

…少し堅苦しくなってしまいましたが、そんな心意気で、まずは、世の中に、少しでも緑を取り戻していければと思っております。
どうぞ、植木1本からのご用命をお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。