低気圧の抜けた朝
風もオフで波高140オーバー、秒数8秒毎。
きっとホームはいい波だろう。オレにはデカすぎるかも?と思いながら真っ暗の中走り出した。
雨上がりだったせいで朝日は弱く、まだ暗かったけど、白波で形が良いのは見えた。
「ヨシ着替えよう」
板はTiger toe1択。
着替えて海に戻ると「うー、デケェなぁ…笑」でも行くっしょ。と波の隙間でパドルアウト。
頭くらいのウネリはなかなか割れづらく、コレって波がなかなか見当たらない。
波待ちしてると、メラメラと今にも崩れそうなバカデカいセット襲来笑笑
鬼パドルでアウトに逃げてギリギリ回避するも「アレアレ…こんな予定じゃ無いぞ笑」
友人は「今のでしょ!今日は行きましょう」と鼻息フンフン笑笑
頭半近くあっただろうか。
オレあんなのヤダよ笑
すると間違いないAフレームが近づいてきた。周りにはオレしか居ない。
Tigerを信じて追っかけてみる。
グッと波に力が入った瞬間ドンピシャで板は走り出した。
ボトムに向けて板を落として加速させ、見上げると頭の上でリップがメラメラしていた。
「おーでかいじゃないか笑笑」と漕ぎながら、考えた「このままボトムに降りてリップするか…出来るか、オレ…笑」「いや、逃げよう」と回避を選択笑
先の開いたフェイスでターン。
そこは力もなくヘロヘロ。
やはりあそこでバチコン当てられる勇気が欲しい笑
ちょっとスープに押されてプルアウト。
向こうからドンドン波が来ていたのが見えた。
でも戻らねば、とパドルをするも全然進めず笑笑
途中で面白くなって笑いながらパドルするくらいちっとも進まない笑
1歩進んで2.5歩戻る。
ダメだー!と一旦岸に戻り、呼吸を整えチャンネル探して再チャレンジ。
パドルしてもしても動いているのは左にだけ笑
振り返って見ても岸からの距離は何にも変わらず。横移動笑笑
悔しいので、この分厚いTigerToeをどう沈ませるかを練習してみた。ただ、5回まで。
あとは背中が死亡。地面で腕立てしてるくらい沈みませんね、ハイ。
勇気ある撤退です。
岸から見てるとみんな左へ流れて行く。
出てった友達も出れずに戻ってきたり。
そんな日は見てるに限りますな笑笑
まぁTigerToeとまた少し仲良くなれたのでヨシとしよう。
この冬はコイツを攻略する事だけを考えてサーフィンするのです。きっと上手くなれるはずだ。
目指せ頭オーバーでのリッピング。
あーこわ笑