独立する前、働いていた工務店で家を作る際に渡される図面は平面2枚、立面1枚くらいしかなかったので、私は常に想像していた。
手を動かし、その場に立体を想像して、目の前の景色に浮かぶくらい想像して作っていました。
「情報が無い」それが当たり前だったので「前はこうだったな」「あれは美しかったよな」と自分が見てきたこと、感じたことをストックして作ることに反映していました。
映像として輪郭が見えれば、それをバラバラにして作り直して行くと、さまざまな問題点も見えてきて、実際作る時には一回以上作っているので、身体は勝手に動きます。
自転車を漕ぐのに「右左右左」と脚を動かそうとしなくても動くのと同じです。
作る鍛錬はもちろん必要ですが、それと同じくらいイメージが大切なのです。
自転車で顔を上げて走る。
それが当たり前に出来ているならば回路を変えれば必ず出来る。そう思っています。
少ない情報から紐解く能力は、素人のお客さんとの会話や指示にも、とても役立ちます。
きっとこうかな?
こんな感じでしょ?
そんな積み重ねを繰り返すと「あとは任せます!」と言われるようになります笑笑
パースを書く技術が無いのでそれで勘弁してもらっております笑笑
先日、施工の依頼で打ち合わせをしている設計担当と、考え方、図面への落とし方について話をしていて思ったので書いてみました。
まずはイメージをしっかり、剥がしやすいところから丁寧に一つ一つバラして、全てパーツにして、また組み直す。
そうすれば順番も、組みやすさも、必要の無いところも分かります。
それを図面に書けば、きっと施工にも伝わると思うんですね。
実際見ているのはこと細かでは無いですからね。
そこにあるメッセージを見ているので、その辺が記載されているだけで「お、コイツやるな」と思うのです。
作り方、書き方の参考になれば、と思いアドバイスしてみました。
ではまた