今年もあと少し。
そんなタイミングで手伝ってくれる大工さんと出会いまして、来年からさらなる飛躍を!と淡い期待を込めながら、話しをしております。
20歳で大工を初めて、毎日毎日楽しくて。
それでも実際はお客さんの思いとは別に建設会社が操って進ませている部分になんだか戸惑ったり、不満に思ったり。
自分が少しづつ仕事が手についてきたころ、その仕事をお金の為だけに向かっている一部の職人さんとか、そんなのを目の当たりにして若かった私は「やってられるかー!」「誰の金だとおもっとるんじゃー!」といつもいつもプリプリ(笑)お客さんを第一に考えていない人を見ると狂犬のごとく噛みついておりました(笑)
そんな私も大工歴20年。
思えば遠くに来たもんだ(笑)
飽きもせず、毎日毎日、全開の熱量で過ごしております。
一人で始めるときはね、30~31歳で「神奈川県で年間約3万棟建っているうちの1棟だけ手にできれば最高」そんなポカーンと考えておりました(笑)
一棟建てて、見てくれて、また頼んでくれて、そんなのが少しづつ増えて行き、9年目。
31で想像した私の未来はこんなはずじゃなかったのよ(笑)
そもそも決めてなかったのです(笑)
なーんもね(笑)
飯食えればいいやーってなもんです。
頼まれた仕事の楽しそうな方向へフラフラ~フラフラ~。
そこて自分が出来るベストを目指していたのです。
「見てくれている人は見てくれる」
それは今でも毎日信じています。
子供にも言いますが「頑張ったかどうかは、未来でしか分からないよ」と思っています。
「もっとできる」「もっとやれる」「俺よりすごい人はもっといる」「まだまだ!こんなもんじゃねーぞ!」なんて思ったりして(笑)
何でかってね、31歳の仕事に負けたくないんですよね。もちろん35歳の自分にもね。
誰よりも近くで見てきた嫁さんに「今回の家ダメじゃん」なんて言われたくねし(笑)
「この家も素敵だね!」って毎回言われたい。
新築を頼んでくれたお客さんが、新しい家の内覧に来てさ「おおー!進化してる!」って思ってもらいたいし。
年々そんな「楽しませたい人」が積み重なってきて、まだまだ!ってパワーが増してくるんですよ。
大工して、設計して、打ち合わせして、予算決めて。毎日毎日現場に出れるって訳じゃないけど、手伝ってくれる職人がお客さんの隣に居る俺を唸らそうとしている、そんな空気感に「とんかちドリルズの良さ」を感じたりするのです。
頼んでくれる人、手伝ってくれる人、今まで支えてくれた頼んでくれた人、みんなが幸せになるように、もっともっと頑張るぞ。
みんながみんなで誰かを幸せにしよう!と思ってる。そんな家づくりがやっぱり好きなんです。
こんな家づくりがあったっていいじゃない。
一回だけの人生なんだもの。
ああ、たーのし。