THE SKI

SKIモーグルが好きです。夏のWJと冬は若杉高原おおやスキー場で滑ります。スキーは休業中です。NFL、競馬、読書、菜園。

蹴りたい背中  綿矢りさ著

2018年01月08日 | 読書

蹴りたい背中 綿矢りさ著

を読みました。

最年少芥川賞受賞作だそうで、確か当時も話題になっていた作品でしたね。

たまたま、綿矢氏の「勝手にふるえてろ」っていう本が映画化されるという記事を見て

読みたくなりました。この後「勝手にふるえてろ」を読もうとは考えています。

さて「蹴りたい背中」

主人公はコミュニケーション不足で、ちょっと変わった高校生 はせ川 女性です。

ちょっと変わていますが、こんな感じの思春期を過ごした方も多いかと思います。

あまのじゃくで、人の意見を受け入れない?でもないけど、人と交わることを少し拒絶してるみたいな・・・

何かうまく表現できませんが、やはり私が年を取りすぎたせいでしょうかね。

この頃の気持ちを忘れてしまいました。

自我が確立されていない女性?なんか陳腐な表現になってしまう。

このはせ川と同じようにモデルの女の子「オリチャン」に執着した、少しオタク系の にな川 男性。

まさしく両川なんですが、この二人が理科の実験であぶれた仲間になったことから

この物語ははじまります。

お互いがクラスのつまはじきもの。本人たちは精一杯生きているだけなんだけど

どこかクラスからは疎外されています。

冷静に見ると不思議な二人なのですが、はせ川はにな川が気になる、存在に、

でも本人はその気持ちに気が付かない。それを代弁しているのが、はせ川の中学までの

友人絹代。

絹代はおそらく今どきの最もポピュラーな高校生。感受性豊かで、率直にものを言う。考える・・・

はせ川も感受性は豊かなのですが、どこか普通の女子高生とは違う感受性です。

そこが題名の「蹴りたい」になっているのかも・・・

どこかオタクな部分を出しているにな川は客観的に見て卑屈?うまく書けませんが「背中が曲がっている」

っていう表現で使われています。その

「曲がっている背中」を蹴りたくなる はせ川。

はせ川は背中に萌えているのでしょうか?なんかそんな気がします。

やはり芥川賞。文学的ですね。少し難しいです。

でも青春小説。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿