◇太陽が似合う男 星野源◇
彼の音楽は聴いてるだけで、ギュと口角が上がる。
夕暮れ時のような伏し目がちな気持ちに、ぽぉ~~と色が挿す。
なんだか分からないが、鳩尾のあたりがキュンキュンする。
エゴやナルシズムがないのが、イイ。。。。
なによりも
スゴイなぁ…と感じたのは、細胞をザワザワとさせる。。
メロディと言葉のストレートさに、人としての魔力があった。
そんな時
文筆家もやってる、、と知り、迷わず本屋に向かった。
どれどれ〜みたいな覗き見的な好奇心だけで。
◇本を読まない男から本を書く男へ 星野源◇
先ず読み始めたのは「そして生活はつづく」
→詳しくは、ブログ/平熱のハート・ロッカー!星野源の「そして生活はつづく」その①。
実は最初の数ページで飽きた、、
で
読む気も失せ、二カ月以上の放置プレー。
で
気まぐれに、また本を読み始めた。
ページを読み進めるうちに、彼の文章がどんどん面白くなってきた。
不思議なのは書く毎に、巧くなっている。
文章は軽快なのに、中味はズシリと手ごたえがある。
読んでる本が、付箋だらけになる。
星野源の物凄く体力のある言葉に夢中になった。。。
もともと文才があるわけではなく、その真逆、、
そんな星野源氏が、なぜエッセイを書くことになったか、、
「メールを書くのが、ものすごく下手だった」というのが発端・・・
で、
出版社の人に声かけを始める。
「なんでもいいから書かせてください。。」
そしたら書く仕事が来ちゃった。
とにかくお金を戴いて書くことで、自分のウィークポイントを切磋琢磨する!!
こんな虫の良い営業から始まったのが、このエッセイ。
『才能がないから、やめれば、、』と周りから言われようが書き続けた。
才能がないのを承知で、面白いものを創り上げたかった。
そして、
作戦はまんまと当たり、
書き貯めたエッセイは実の詰まった言葉で埋められた本へ変貌した。
その間、
雑誌ポパイの映画コラムを書いたりと、<書く仕事>が定着し始めた。
それまでの漫画とアニメとAV鑑賞という趣味のサイクルは、
明らかに<本を読まない男。。>
その男が、本を読むようになる。
本を読むだけで、
見たことのない風景や感じたことのない驚きをくれる。
想像力を大いに膨らませてくれる本の世界引き寄せられていく。
書く才能のなかった男が、とうとう書くことを仕事にした。
だが彼の身体は一つ。
その一つの身体は、
お芝居で舞台に。
はたまたある時は、映画に。
深夜は台詞を覚えたり、
曲を作ったり、
そしてエッセイをせっせと書き、コラムを書くため映画を観たり。
身体と脳をフル稼働し続けることが、正しい仕事の在り方だと思っていた。
仕事をがむしゃらに頑張ってれば、生活を無視しても構わない、、と。
そのツケはどん底に落とされるものだった。
その代償は、命という選択肢のないものだった。。
**返信デス**
利休母さんへ
本を読むって、慣れるまではいつも迷子状態でした。
脳みそに読む体力がない、、と気づきて愕然(苦笑)
林修先生の言葉はその通りだと。
本は生き抜く知恵と体力をくれると信じてます。
コメントありがとう<(_ _)>
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