星野源氏の5冊のエッセイは、十分な覚醒をワタシにくれた。
介護へのフラストレーションと懺悔と後悔を繰り返すことで、
言い訳の免罪符を自分に与えていただけ、、だった。
自分の身体の不調もイライラも、生活を疎かにしてたツケだと承知した。
星野氏の本を読み始めてから、徐々に生活全般を変え始めた。
生活のリズムも食事も家の中も。。毎日毎日。
彼の言葉が齎した副産物は、これだけではなかった。
買った覚えのない一冊の文庫本が出てきた。
いしわたり惇治??「うれしい悲鳴をあげてくれ」
いくら思い出そうとしても無理…
知らんぞーーそんなヤツ、、だった。
◇いしわたり惇治「うれしい悲鳴をあげてくれ」◇
で、
読み始めた。。
なんと筆者は元ロックバンド<SUPERCAR>のメンバーで、
その当時連載していた小説だった。
<SURERCAR>・・・・えっ!?知りませんけど。。
10年前30歳の時に単行本として刊行された文章は、
星新一や筒井康隆の世界を感じさせる斬新なショートストーリー。
『やるなぁ。。なかなか』と読み進めると、ボーナストラックという章に。。
ミュージシャンだからか、物書きを生業とする作家と眺める視点が違っていた。
アクのない、真っすぐ伝わってくる感性。
そこには、<いしわたり惇治>のモノサシが書かれていた。
いしわたり惇治モノサシは、歪みのない驚くほど適正。
それは
自分の歪みや偏見を見せつけられる言葉の連続だった・・・
◇一時間 語れることはありますか? いしわたり惇治◇
自分が一時間、しかも熱く、人さまに語れるものがあるか?
エビチリでもいい、足の臭いことでもいい、、
ヘンだろうが、語れるパワーはその人だけの個性 。
そして<いびつさ>だという。
<いびつさ>・・・
いしわたり氏の言葉に私の脳みそにリンクした人が。
自分の<いびつさ>が、実はチャームポイントで、
<いびつさ>を切磋琢磨し保っている。。と云ったのが星野源だった。
で
ここまでは
ありうる展開だと思う。
いしわたり惇治氏の上等な視点はココから凄かった。
美形と言うより、ハンサムないしわたり惇治氏
◇本当の意味で恰好良い人間とは。。◇
いしわたり氏曰く
恰好良い!!!と思ってやってる人は、案外格好悪く見える。
恰好悪く見えることを、
恰好良く見せられる人が本当の意味で恰好良い人間だと思う。
彼はなぜか、、さかなクンを取り上げた。
幼子の時から、魚が大好き。
魚屋さんで魚を見るのが好きで、世界中の水族館や、魚に関する本を読み漁る毎日。
誕生日プレゼントは魚を買ってもらい、夢中で魚の生態を知ろうとした青年。
青年は、素っとんきょんな声で熱く海の生き物を語る大人に。
大人になっても、さかなクンはその異様なスタンスと生き様を変えず、
チョット風変わりな<さかなクン>としてTVで使われ始めた。
私は芸風だと思った。
白衣着て、さかなの帽子だし、
男なのか女なのかも分からない声で、熱く熱く語る芸、、、、
それが全くお門違いの偏見で、世の中の人が驚いた本が出版された。
本の言葉は、学校や社会で蠢く人へのメッセージだった。
「いじめに 負けるな!」
これまでのTVでの個性的な言動はさかなクンの本質だと知らされた。
◇スゴイ!!さかなクン 上等ないしわたり惇治さん◇
魚に対する愛情と個性的過ぎる個性、頑張ってる自覚のない頑張り。。
どれも本当に恰好良い。。
妙なハコフグの帽子をかぶり、ハイトーンでピギャーと奇声をあげるので、
だいぶ分かりづらい仕上がりにはなってますが、、
ものすごく恰好良い生き物だと僕は純粋に思うのです。
いしわたり惇治
30歳
10年前出版された古びない素敵な本「うれしい悲鳴をあげてくれ」です。
さかなクンはご存知の通り
今は、東京海洋大学名誉博士・東京海洋大学客員准教授で熱弁を振っている。
カッコいいさかなクン。サックスプレイヤーGYOデス
未来に発信する力は、
その人の<いびつさ>をどこまで究められるか、、だと思う。
人と違う個性をツライと思ったり、悩んだりする。
前に進む力が鈍ることもある。
これらの本に背中を押してもらったナニカがあった。
私は星野源氏・いしわたり惇治氏・さかなクンの上等な視点に感謝する。
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