『ガラパゴス 下巻』 相場英雄著 小学館刊、読了。
上巻と違って、エピローグまで一気に読める。
ただ、非正規雇用の悲哀は理解しつつも。
作中では持ち上げられているダウンサイジングターボやクリーンディーゼルが、様々な不正の上で成り立っていたのは周知の通り。
(本書のクチコミや評価を見ると、「日本の闇を知りました!」、「私もハイブリッドはおかしいと思ってた!」というようなコメントが存外に多いのに驚くばかり)
日本のハイブリッド技術がガラパゴス化している面は首肯するものの、世界中の自動車メーカーのどこよりも、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ハイブリッド、プラグインハイブリッド、水素・・・と、様々な動力機関を試し、製造し、市販提供しているのは、日系自動車企業なんだ、ということを忘れてはならないと思う。