本日は、羽生結弦選手の2014年がどのような年だったか、見ていきましょう。
大運と年運は以下の通り。
【大運】
20~29歳 戊寅 調舒 天極 (東方半会)
【年運】
20歳 甲午 玉堂 天禄 (西方 破)(中央 冲)(東方 大半会)
まず、彼は2旬目の20~29歳の大運に入っていたと考えて良いでしょう。
(大運は多少ズレることがあります)
この大運に出ている「調舒星」がポイント。
「調舒星」は直訳すると「ロマンチックな孤独」ですが、他の人より抜きん出て
スターになることを暗示する星でもあるのです。
しかも、東方半会で、仕事における前進とも出ていますから、
この大運で彼が成功を掴み、世界的スターとなる「気」が整っていたのです。
そして、今年の彼の年運。
東方は「大半会」です。「大半会」は異次元融合と言われ、運が強烈に上がるあまり、
足が地から浮くほどと言われます。
おそらく、今年は少しふわふわして地に足が着かない感じがあったのではないでしょうか?
それでも肝心なところでは成果を出し、勝負強さを発揮したのはさすがと言えます。
オリンピックで金メダルを取り、グランプリファイナルにもまさかの出場を果たして優勝するなど
大躍進と言える前進を遂げたのは、やはりこの「大半会」の並外れた「まとまる力」。
背景にあった大運の「気」も素晴らしく整っていて、本人のモチベーションも充分と、
かなり条件は揃っていました。
もちろん、それを支えるご本人の熱意と練習量は言うまでもありません。
さて、こんなに素晴らしい仕事運にも関わらず、中央が「対冲」で壊れているのが
気になった方もいらっしゃると思います。
こちらは、彼の「立場」。
中国大会で負傷した後の強硬出場は大きな話題となり、賛否両論の嵐だったのは
記憶に新しいと思います。
彼自身は、アスリートとして負けたくない一心で出場しただけで
そのことで彼の周囲の人間が責められるなど、思ってもいなかったでしょう。
「彼を出場させた」として責められたのは、彼にとって大切な人々だったはずで、
彼が周囲の人々に対して「立つ瀬がない」と思った時期があったのは確かだと思います。
中央の「対冲」はこの「立場」の破壊現象のように思います。
天剋地冲が廻っている時ほどではないと思いますが、自分の立っている足元が
壊れて不安定なのは落ち着かないもの。
西方の「破」も心の微動を表し、周囲は気付かないものの、ある種の葛藤を抱えた状態を表します。
この年運の諸条件を考えると、羽生選手は、今年、精神的な落ち着きの無さや
不安をずいぶんと抱えていたのかもしれません。
ただ、芸術家にとって、葛藤は糧となるもの。
もしかすると、彼は氷上での自己表現にこの葛藤を最大限生かし切ることで
芸術性を高め、だれも追いつけない領域にたどり着いたのかもしれません。
また、「破」がある年は、彼の宿命の「旺気刑」の現象が倍化する年。
もともとの勝負強さが2倍になると考えると、とことん勝負運に恵まれていたのも
納得がいきます。
さて、これからの羽生選手のお話も、少しだけ。
まずは次の3月の世界選手権。
2月より算命学で使用する暦でも2015年に入るので、年運は変わります。
東方に「破」があり、3月の月運が「旺気刑」ですので、おそらくここでも
彼の勝負強さは健在なのではないでしょうか?
ただし、来年気になるのが中央に出ている子-未の「害」。
この「北方害」は腎臓、膀胱などの病気の他に、骨や筋のトラブルも暗示します。
しかも、「破」はこの「害」も現象を倍化させてしまうのです。
この害は「隠遁害」と呼ばれて、実際に症状が出るのは翌年の2016年になる
可能性が高いですが、その原因は2015年にあるはず。
現在も疲労が溜まって入院していますし、無理がたたって腎臓を壊す人もいます。
また、疲労を無視して練習を重ねると、ケガの心配もあります。
もう一つ気になるのが、東方に出ている「庫気刑」。
暗示されているのは「目上とのトラブル」。
礼儀正しく、可愛げもある羽生選手がこのようなトラブルを起こすことは
想像しにくいですが、宿命に持っている「旺気刑」は、もともと人と争うことを
ためらわない性質のもの。
勝負にこだわるあまり、彼の体調を気遣う人々と真っ向から意見がぶつからないか
少し心配ではあります。
このような年に目上と衝突してしまうと、それは大きなトラブルへと発展し、
体調を崩すほどのストレスとなって羽生選手を襲うでしょう。
一番嫌なシナリオは、この「庫気刑」のストレスが原因となって「害」となり、
翌年に大きな体調不良、あるいはケガという現象が出る事。
今でもコーチのブライアン・オーサー氏は羽生選手の練習のし過ぎを
心配しているそうなので、2015年は素直にコーチのアドバイスを聞いて
無理せず、体調優先で過ごしてくれることを、切に祈るばかりです。
大運と年運は以下の通り。
【大運】
20~29歳 戊寅 調舒 天極 (東方半会)
【年運】
20歳 甲午 玉堂 天禄 (西方 破)(中央 冲)(東方 大半会)
まず、彼は2旬目の20~29歳の大運に入っていたと考えて良いでしょう。
(大運は多少ズレることがあります)
この大運に出ている「調舒星」がポイント。
「調舒星」は直訳すると「ロマンチックな孤独」ですが、他の人より抜きん出て
スターになることを暗示する星でもあるのです。
しかも、東方半会で、仕事における前進とも出ていますから、
この大運で彼が成功を掴み、世界的スターとなる「気」が整っていたのです。
そして、今年の彼の年運。
東方は「大半会」です。「大半会」は異次元融合と言われ、運が強烈に上がるあまり、
足が地から浮くほどと言われます。
おそらく、今年は少しふわふわして地に足が着かない感じがあったのではないでしょうか?
それでも肝心なところでは成果を出し、勝負強さを発揮したのはさすがと言えます。
オリンピックで金メダルを取り、グランプリファイナルにもまさかの出場を果たして優勝するなど
大躍進と言える前進を遂げたのは、やはりこの「大半会」の並外れた「まとまる力」。
背景にあった大運の「気」も素晴らしく整っていて、本人のモチベーションも充分と、
かなり条件は揃っていました。
もちろん、それを支えるご本人の熱意と練習量は言うまでもありません。
さて、こんなに素晴らしい仕事運にも関わらず、中央が「対冲」で壊れているのが
気になった方もいらっしゃると思います。
こちらは、彼の「立場」。
中国大会で負傷した後の強硬出場は大きな話題となり、賛否両論の嵐だったのは
記憶に新しいと思います。
彼自身は、アスリートとして負けたくない一心で出場しただけで
そのことで彼の周囲の人間が責められるなど、思ってもいなかったでしょう。
「彼を出場させた」として責められたのは、彼にとって大切な人々だったはずで、
彼が周囲の人々に対して「立つ瀬がない」と思った時期があったのは確かだと思います。
中央の「対冲」はこの「立場」の破壊現象のように思います。
天剋地冲が廻っている時ほどではないと思いますが、自分の立っている足元が
壊れて不安定なのは落ち着かないもの。
西方の「破」も心の微動を表し、周囲は気付かないものの、ある種の葛藤を抱えた状態を表します。
この年運の諸条件を考えると、羽生選手は、今年、精神的な落ち着きの無さや
不安をずいぶんと抱えていたのかもしれません。
ただ、芸術家にとって、葛藤は糧となるもの。
もしかすると、彼は氷上での自己表現にこの葛藤を最大限生かし切ることで
芸術性を高め、だれも追いつけない領域にたどり着いたのかもしれません。
また、「破」がある年は、彼の宿命の「旺気刑」の現象が倍化する年。
もともとの勝負強さが2倍になると考えると、とことん勝負運に恵まれていたのも
納得がいきます。
さて、これからの羽生選手のお話も、少しだけ。
まずは次の3月の世界選手権。
2月より算命学で使用する暦でも2015年に入るので、年運は変わります。
東方に「破」があり、3月の月運が「旺気刑」ですので、おそらくここでも
彼の勝負強さは健在なのではないでしょうか?
ただし、来年気になるのが中央に出ている子-未の「害」。
この「北方害」は腎臓、膀胱などの病気の他に、骨や筋のトラブルも暗示します。
しかも、「破」はこの「害」も現象を倍化させてしまうのです。
この害は「隠遁害」と呼ばれて、実際に症状が出るのは翌年の2016年になる
可能性が高いですが、その原因は2015年にあるはず。
現在も疲労が溜まって入院していますし、無理がたたって腎臓を壊す人もいます。
また、疲労を無視して練習を重ねると、ケガの心配もあります。
もう一つ気になるのが、東方に出ている「庫気刑」。
暗示されているのは「目上とのトラブル」。
礼儀正しく、可愛げもある羽生選手がこのようなトラブルを起こすことは
想像しにくいですが、宿命に持っている「旺気刑」は、もともと人と争うことを
ためらわない性質のもの。
勝負にこだわるあまり、彼の体調を気遣う人々と真っ向から意見がぶつからないか
少し心配ではあります。
このような年に目上と衝突してしまうと、それは大きなトラブルへと発展し、
体調を崩すほどのストレスとなって羽生選手を襲うでしょう。
一番嫌なシナリオは、この「庫気刑」のストレスが原因となって「害」となり、
翌年に大きな体調不良、あるいはケガという現象が出る事。
今でもコーチのブライアン・オーサー氏は羽生選手の練習のし過ぎを
心配しているそうなので、2015年は素直にコーチのアドバイスを聞いて
無理せず、体調優先で過ごしてくれることを、切に祈るばかりです。