さて、昨日の干合変化の続きです。
昨日は、自分の「日干」と後天運(年運・大運)や他の人の「日干」が
干合する場合のお話をしました。
本日お話するのは、自分自身の宿命内で、この干合変化が起きる場合。
例えば、「生まれた日」の「干」と、「生まれた月」の「干」が「干合」の組み合わせである場合、
この「干合変化」が起きるのです。
魂である「十大主星」と呼ばれる星は、この「干」同士から生まれますので、
この「干」が変化する、ということは、本来生まれるはずの星とは別の星が生まれる、ということ。
本来、人は五つの星を持っていますが、そこに、干合変化してできた別の星が
本来の星の周りを衛星のように廻るのです。
こちらの過去の記事を読んでくださっている方は覚えていらっしゃるかもしれませんが、
「生涯にわたって影響を与える星」という記事の中で、「大運の初旬に廻る主星」も、
「衛星のように廻る」とお話しました。
こちらの大運の主星の場合は、五つの星全体の周囲を廻るイメージです。
これに対して、干合変化で生じた星の場合は、どの「干」から生じているかが
はっきりしているため、特定の星の周りを廻ります。
例えば、人体星図で「頭」の位置に「調舒星」という星を持っている方がいたとします。
このような方は、“目上”や“師”と仰ぐ人には、何か凡人とは異なる特殊な才能を
持っていて欲しいという気持ちがあるので、そのような特殊性を持たない目上には
魅力を感じません。
この方が、宿命内に「干合」する「干」を持っており、干合変化の後、「頭」の位置に
新たに「玉堂星」が生じた場合、この「玉堂星」が本来の「調舒星」を廻るようになります。
この場合、目上に求めるのは、単なる「特殊性」だけでなく、「知性」も求めるようになるのです。
単に凡人とは違うだけではなく、さらに学識豊かで教え上手な目上に
惹かれていくようになるでしょう。
また、この方が本来「玉堂星」を持っていない方だとすると、この「干合変化」のおかげで
「玉堂星」の要素、すなわち知性がプラスされるのです。
この「干合変化」はゆっくりと起きるもので、生まれてすぐにその「干合変化」が起きる訳ではありません。
なので、宿命内に「干合」する「干」を持っている方は、人生の途中でその性格等に変化が起きてきます。
「日干」「月干」「年干」のどれかの組み合わせで起きる「干合変化」は比較的早く起こり、
その他「蔵干」と呼ばれるものとの「変化」(これは「干合」ではなく「暗合」と呼びます)は
それよりも遅くなります。
徐々にではありますが、苦手だったことが、それほどの苦も無くできるようになったりするのです。
先ほどの例で言いますと、学生時代にはじっと座って勉強をすることが苦手だったとしても
社会人になってしばらくしてから知的好奇心が膨らみ、大学の講座に通ったりするような
そんな変化が起きるのです。
このような干合(暗合)変化が起きる方は、実はあまり珍しくありません。
10代の頃を良く知る人と30代、40代で再会すると、少し違った雰囲気を感じることは
珍しくないと思いますが、単なる環境の変化だけではなく、もしかすると、このような変化が
その人の内部で起きているのかもしれませんね。
昨日は、自分の「日干」と後天運(年運・大運)や他の人の「日干」が
干合する場合のお話をしました。
本日お話するのは、自分自身の宿命内で、この干合変化が起きる場合。
例えば、「生まれた日」の「干」と、「生まれた月」の「干」が「干合」の組み合わせである場合、
この「干合変化」が起きるのです。
魂である「十大主星」と呼ばれる星は、この「干」同士から生まれますので、
この「干」が変化する、ということは、本来生まれるはずの星とは別の星が生まれる、ということ。
本来、人は五つの星を持っていますが、そこに、干合変化してできた別の星が
本来の星の周りを衛星のように廻るのです。
こちらの過去の記事を読んでくださっている方は覚えていらっしゃるかもしれませんが、
「生涯にわたって影響を与える星」という記事の中で、「大運の初旬に廻る主星」も、
「衛星のように廻る」とお話しました。
こちらの大運の主星の場合は、五つの星全体の周囲を廻るイメージです。
これに対して、干合変化で生じた星の場合は、どの「干」から生じているかが
はっきりしているため、特定の星の周りを廻ります。
例えば、人体星図で「頭」の位置に「調舒星」という星を持っている方がいたとします。
このような方は、“目上”や“師”と仰ぐ人には、何か凡人とは異なる特殊な才能を
持っていて欲しいという気持ちがあるので、そのような特殊性を持たない目上には
魅力を感じません。
この方が、宿命内に「干合」する「干」を持っており、干合変化の後、「頭」の位置に
新たに「玉堂星」が生じた場合、この「玉堂星」が本来の「調舒星」を廻るようになります。
この場合、目上に求めるのは、単なる「特殊性」だけでなく、「知性」も求めるようになるのです。
単に凡人とは違うだけではなく、さらに学識豊かで教え上手な目上に
惹かれていくようになるでしょう。
また、この方が本来「玉堂星」を持っていない方だとすると、この「干合変化」のおかげで
「玉堂星」の要素、すなわち知性がプラスされるのです。
この「干合変化」はゆっくりと起きるもので、生まれてすぐにその「干合変化」が起きる訳ではありません。
なので、宿命内に「干合」する「干」を持っている方は、人生の途中でその性格等に変化が起きてきます。
「日干」「月干」「年干」のどれかの組み合わせで起きる「干合変化」は比較的早く起こり、
その他「蔵干」と呼ばれるものとの「変化」(これは「干合」ではなく「暗合」と呼びます)は
それよりも遅くなります。
徐々にではありますが、苦手だったことが、それほどの苦も無くできるようになったりするのです。
先ほどの例で言いますと、学生時代にはじっと座って勉強をすることが苦手だったとしても
社会人になってしばらくしてから知的好奇心が膨らみ、大学の講座に通ったりするような
そんな変化が起きるのです。
このような干合(暗合)変化が起きる方は、実はあまり珍しくありません。
10代の頃を良く知る人と30代、40代で再会すると、少し違った雰囲気を感じることは
珍しくないと思いますが、単なる環境の変化だけではなく、もしかすると、このような変化が
その人の内部で起きているのかもしれませんね。
ご質問ありがとうございます。
そうですね、十二大従星は地支から出てきますから、当然の疑問かもしれません。
ただ、地支は支合や半会で変化させても、出てくる十二大従星を変化させることはありません。
星を見る時は、必ず変化前の地支から出てきた十二大従星でみて下さいね(^^)
また、天干などが干合変化を起こすような場合は、変化後の十二大従星が本来の十二大従星の周りを廻ると考えて下さい。
ただし、これも「虚」の十二大従星ですから、本質は変わらない、と言う点だけは覚えておいてください(^^)
実例と照らし合わせたことが無いため、正確なところは分かりません。
しかし、個人的には二重干合によって廻る二つ目の十二大従星よりも、大運の十二大従星の方が影響が強いのではないかと思っています。
単純な(一重の)干合でもその影響は40歳すぎでないと出ないと言いますから、30代以下の方は変化して出てきた十大主星、十二大従星は無視します。
二重干合ではより複雑になりますから、二つ目に廻る虚の主星、十二大従星を使いこなせるのか、また、いつごろその影響が出てくるかは微妙なところです。
ただ、算命学では「すべて足し算」が基本。
時期的には遅くなるでしょうし、影響としては弱いですが、廻っているのは確かなので、そこまできちんと考慮できれば大変良いと思います。