お久しぶりでございます。安否を気遣う人がいたやもしれません。ぎょうてんは無事に生きております。この数か月色々していました。その中の一つに十月末、岸田総理の選挙応援演説に行くというのがありました。かつて安部さんが総理の時、応援演説に来る直前の現場に居合わせた時にはさしたる関心もなく、さっさと通り過ぎましたが今回はわざわざバスに乗って行きました。予想以上の混雑ぶりでバス内でも
「もう始まってるのかね。」
「まだよ。『もうまもなく』って出てる。」
と盛り上がる人もいてディズニーランド行きのバスの如き賑わいです。が、その「もうまもなく」から待つこと40分以上、地元区議の挨拶その他を聞かされます。(丸川珠代さんも来ました。) そんなこんなで岸田さんの演説を聞き、晩秋イベント「総理来る」は終わったのでした。
で、翌日の選挙後にあの「甘利さん落選」の報に接します。ぎょうてんが甘利さんのことを気にかけていた経緯についてはこちらでの述べた通りで、何かと「絵になる人」なのでございます。あれ以来何とはなしに甘利さんウォッチをしていたところ驚愕の記事を見つけました。ご本人は染めるのを止めた後「和製ジョージ・クルーニー」と話していたというのです。
「他に人には見えないものがこの人には見えるんだ。」
ぎょうてんの心は震えました。他の人には見えないものが見える。甘利さんには形になっていないものを形にする仕事、そう国土交通大臣など向いているかもしれない、そう思いました。同類の経済再生担当大臣に就任した時は妙に納得したものです。
岸田政権では党幹事長だった甘利さん。不正献金疑惑への説明が不十分だったことが就任時に取り沙汰されました。ここですっきりさせないまま選挙戦に突入したことが世間でいわれるように敗因だったのでありましょうか。さぞ気落ちのことと甘利さんのツイートを見ると11月4日から12月5日まで投稿がありません。ご本人も「党幹事長を辞任致しました。内向きなる私」と書いているように気落ちしたことが窺われます。お詫び行脚もしているだろうし…。
ところが、ところがなのです。こうした推察のすべてを打ち壊すものがツイートにあったのでございます。あのプロフィール写真、あのポージングをした写真。ピンストライプのスーツを着込み左手を曲げ、人差し指に顎を載せてポーズを決めたあの写真。なぜかモノクロ。カメラマンにいわれて撮影したものなのでありましょう。モノクロ写真でピンストライプのスーツ。テーマはやはりジョージ・クルーニー?でもドクター中松の選挙ポスターを彷彿とさせるのはなぜでしょう。公式ホームページはもっとこう「政治家っぽい」カラーで正面を向いた写真です。
察するに甘利さんお気に入りの一枚なのでしょう。しかしながら、より「公式な」イメージが求められるホームページに使うには勇気が相当必要な写真のためカジュアルさが好まれるツイッターで使用したものと思われます。とはいえ落選後に政治家が醸し出している方が無難な「慎ましやか感」が欠けているように見られるのは否めません。それにもかかわらず甘利事務所は落選後一か月もこれを放置したのであります。とんだ失態というべきでしょう。
甘利さんは12月を迎えて間もないある日、突如ツイッターのプロフィール写真を真面目な「政治家らしい」ものに変えました。カラーで正面、人差し指への顎乗せなし。さてはぎょうてんのこのブログ記事掲載を察知したか。一瞬警戒しましたがどうも違ったようです。
-BEFORE- -AFTER-
写真変更から数日後の12月4日、谷垣禎一さんからの激励の電話があったとのツイートが投稿されました。
「貴方は日本にとって必要な人だから…」との谷垣さんからの激励紹介と甘利さん自身の今後への意欲を表明するのにクルーニー写真では説得力が大いに欠けます。
何やら甘利さんに復活の兆しが見えてきたようです。髪型も新しくなるかもしれません。
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