ココロノキンセンイ

劇団あおきりみかん 中元志津が綴る怒涛の日々、けっこう育児日記

ワールドワイドに

2007-05-27 01:47:47 | 日々のできごと
とある作家さんが好きで、ブログをよく読むのだが、文章を生業としている人が、SNSではない公式のブログで書くにはナイーブかつ赤裸々なことが時々書いてある。そのナイーブさが嫌なわけではなく、ゴシップ的な意味合いを込めて興味深いのだが、時々あまりにもあんまりでドキドキしてしまうし、きっと彼は不器用で生きているとつらいことがいっぱいいっぱいあるのだろうなどと、まったくもって余計なお世話な心配すらしてしまう。先日は離婚した奥さんのブログの内容について感じたことをリンクつきで紹介していて、思わずそのリンク先も読んでしまい、もちろんそのナイーブさは元来彼が持っている性質ではあるだろうが、人は弱くて愚かであるということを感じて少なからず共感もするし、でも自分の離婚を題材に本も書いているので、ある種の開き直りとそこから生まれる強さがナイーブさにも見え隠れしているようだ。もちろん昔だったら知り得なかった別れた人の現状や、好きになってしまった人の昔のことをブログという手段で知り得るからこそできる技であり、それがいいことなのか悪いことなのかはわからない。自分自身に対しても返ってくることで、この年にしては青臭いことを書いてしまう自分がいるわけだから、そのナイーブさにやはり共感してしまうのだろう。さすがに特定の誰かに向けて日記を書いたりはもうしないけれど、これを毎日チェックしているというあの人のことばは本当だろうかと確かめてみたくなったり、ここの存在すら知らないであろう音信不通のあの人に対して伝えてたくても伝えられないことを書いてしまったり、これを読んでいるかもしれない誰かのことを思い浮かべ反応を想像したりすることが全くないか言われるとそうではもちろんないわけで、また知らなくてもいことを知りたくなって調べてしまうこともあったりで、そんな自分の器の小ささや弱さや愚かさを感じるわけで。ひとことで言うとその諸々がめんどくさいと思いつつ、軽く自己嫌悪を抱きつつ、そうせずにはいられないわけで。