タイトルに惹かれて買った、『思いわずらうことなく愉しく行きよ』。江國香織の新刊だ。
それぞれに個性的な三姉妹の話。私は姉兄や家族とはこんなに距離感が近くないけれど、それぞれに共感できるところがあり、少し怖い。誰かのものになりたいとか一人ぼっちになりたくないとか。元に戻すのではなく新しく会いたい、なんて別れた恋人に言われても、会いに行かない女になれるだろうか。
ちょろオススメの映画、ワンダフルライフも何年かごしでようやく見た。
すごくよかった。
多少ネタバレあるかも。
死んだ人々が天国の入口で、そこに働く職員の助けでひとつ思い出を選んで、それを再現した映像を見ながら天国に旅立つ…というお話。
職員の望月役のARATAの穏やかな語り口には確かに心惹かれた。私が一番印象に残ったのは、赤い靴の思い出を選んだおばあちゃん。素人さんなんだろうか。笑顔がものすごく、素敵。役名が役者さんの名前になってる人も何人もいて、ほんとうにその方達の思い出を語っているのだろう。ほんとのことは心によく響く。
こういう映画を見ると、やっぱり自分はどんな思い出を選ぶのか考えてしまう。今の私が選ぶ思い出と今から何年後わからないが実際私が死んだとき選ぶものは同じかもしれないし違うかもしれない。渡辺さんが奥さんとの思い出を選んで、奥さんは望月さんとの思い出を選んでて、望月さんは職員のみんなとの思い出を選ぶ。一生を通じた相思相愛はなんて成り難いのだろうか。
それぞれに個性的な三姉妹の話。私は姉兄や家族とはこんなに距離感が近くないけれど、それぞれに共感できるところがあり、少し怖い。誰かのものになりたいとか一人ぼっちになりたくないとか。元に戻すのではなく新しく会いたい、なんて別れた恋人に言われても、会いに行かない女になれるだろうか。
ちょろオススメの映画、ワンダフルライフも何年かごしでようやく見た。
すごくよかった。
多少ネタバレあるかも。
死んだ人々が天国の入口で、そこに働く職員の助けでひとつ思い出を選んで、それを再現した映像を見ながら天国に旅立つ…というお話。
職員の望月役のARATAの穏やかな語り口には確かに心惹かれた。私が一番印象に残ったのは、赤い靴の思い出を選んだおばあちゃん。素人さんなんだろうか。笑顔がものすごく、素敵。役名が役者さんの名前になってる人も何人もいて、ほんとうにその方達の思い出を語っているのだろう。ほんとのことは心によく響く。
こういう映画を見ると、やっぱり自分はどんな思い出を選ぶのか考えてしまう。今の私が選ぶ思い出と今から何年後わからないが実際私が死んだとき選ぶものは同じかもしれないし違うかもしれない。渡辺さんが奥さんとの思い出を選んで、奥さんは望月さんとの思い出を選んでて、望月さんは職員のみんなとの思い出を選ぶ。一生を通じた相思相愛はなんて成り難いのだろうか。