※日本精機製タコメータが動かない※
電解コンデンサのショート不良可能性あり。基板中央付近の円筒形470μF6.3Vを、
テスタ抵抗レンジで数Ωなら可能性高いので交換してみて。<br />
これっておかしいですよね?ショートしていますよね?
しばらく測り続けても変わりません。
タコメーター基板に実装されていた 470μF/6.3Vです。
これがタコメーターが動かなかった原因?
※後日追記※
タコメーターが動かなかった原因は、電解コンデンサのショート故障によるものだったことがわかりました。
”タコメータが動かない”で相談を受けて調べ、ICの故障かな・・・ということで、
タコメーター基板をマイコンで置き換えを進めていた訳ですが、
ここまできて動かなかった原因らしきものを見つけてしまうなんて・・・
これは(下の写真)同じ静電容量の35V品ですが、40.7MΩでこれが正常です。
(470μF/35V)
測定開始直後は抵抗値が変化しますが、しばらくすると安定します。
(コンデンサへの充電が完了するため)
(下の写真)おかしいやつの静電容量も測定するとオーバーレンジとなります。
正常なものは静電容量が表示されました。(下の写真)
470μFのはずですが少なめです。
ちなみに静電容量許容差±20%つまり376〜564μFなら規格内 測定条件の違いもあるかも
メーターの基板(下の写真)おかしいコンデンサは中央付近の直径10ミリの円筒形のやつです。
このコンデンサはメーターに並列接続されています。
“並列接続でショート“はつまり全ての電流がコンデンサを流れてしまうので、
”メーターが動かない”の原因となります。
交換後の動作確認はまだやっていませんが、
タコメーターが動かない原因の一つに電解コンデンサのショート不良がありそうです。
動作確認の結果については後日追記します。
交換用を探すなら
日本製で一般用または、電源用で、温度範囲〜+105℃
静電容量は470μF
耐圧は6.3V以上 直径10mm以下、高さ13mm以下(リードの間隔が5mmならさらに良い)使えると思います。
最近の電解コンデンサは小さくなっているのでリード間隔5mmは難しいかもしれません。
コンデンサの特性によってメーター指示値に違いが出る可能性があるかもしれません。
注意
エンジンの振動による基板や部品へのダメージを軽減し故障を防止するため、
部品リードはプリントパターンに密着するよう折り曲げてはんだ付けしてください。
リード間隔が3.5mmの場合は基板穴間隔5mmと合わないため、部品と基板を無理に密着させないで下さい。
近隣の部品同士を接着剤等で固定するなど、振動による干渉対策をとってください。
タコメーターが動かなくなってお困りの方は
この記事を参考にしていただければと思います。
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