魔法のアクリルエコたわし

「アクリルたわし」をご存知の方も多いと思います。
私も話には聞いていましたが、実際に使ったことはありませんでした。

夏休みに娘が飛騨高山へ行った時、
「特に”おみやげ”ってわけじゃないんだけど、アクリル毛糸で作ったタワシは油がとても良く取れるらしいから」
と言って、イチゴの形に編んだ赤とピンクのタワシを見せて
「どっちが良い？」
と言いました。
私は迷わず赤を選びました。

使ってみたら、本当にすごい！
食器類は全く洗剤を使わなくてもキュッキュッとなります。
一番感激したのはお弁当箱。
プラスチック製のお弁当箱は、ちょっと洗剤をつけただけでは、なかなかぬるぬる状態が取れません。
ところがこのアクリル毛糸で編んだタワシを使うと、見事なくらいにキュッキュッとなります。
何もつけないのが気になるなら、ちょっと、ほんの気持ち程度の洗剤をつけると完璧です。

なぜアクリルたわしが汚れが落ちるかというと、アクリルはとても細い繊維の集まりでできているので、そのミクロの繊維で汚れがかき落とされるからだそうです。

油を使った鍋など、ギトギトのしつこい油汚れに対しては、やはり洗剤が必要な気がしますが、食器の軽い油汚れなら、洗剤を使わずにアクリルたわしだけできれいになります。

そこで１００均でアクリル１００％の毛糸を買ってきて、自分で編んで見る事にしました。
編み方は棒針でも鈎針でも何でも良いんです。
何年ぶりか、いや何十年ぶりかで鈎針編みをしました。
最初は久しぶりの編み物で身体が痛い感じでしたが徐々に慣れて来ました。
会社の休み時間や休日に編みました。
そして、いろいろな形のものを編みました。



アクリル１００％なら、着られなくなったセーターなどをほどいて使っても良いんですよ。
編み物が苦手な人は、毛糸をグルグル巻きにして真ん中で束ねるだけでも良いんです。

台所だけじゃなく、トイレ、洗面所、お風呂場洗いにも使えます。
お湯を使うとより効果的。
使用後のたわしはこまめに手洗いして、日光によく当てます。
そうすると、長持ち。
汚れのひどいときは少量の石鹸で洗えばより清潔になります。
アイロン乾燥、塩素系漂白時や柔軟剤の使用は避けます。
そして、直接火気に近づけないこと。
また熱いなべやフライパンには使用しない。

私は夕飯の後片付けは食洗機を使う事が多かったのですが、このアクリル毛糸のタワシを使うと簡単にチョチョッと洗えるので、最近では食洗機もあまり使わなくなりました。
洗剤を使わなくて済むということは、手荒れの防止になるし、環境にも優しい。
そして、水を使う量も減るので、水道料も安く済むということです。

簡単に編めるので一気に何枚も編みました。
私は一段落しましたが、今は娘がはまってます。
毎日まめとつぶが眠ったちょこっとの間に編んでいるようです。

まだ、使った事がない方は、是非試してみてください。
お勧めです！