今日の「ハッピーカラー」は、航海中の帆船です。雲行きが怪しいし、波も高そうなので、嵐の中の航海なのかもしれません。
台風15号による千葉県の停電は、少しずつ改善されてはいるようですが、南房総など、多くの地域で未だに停電が続いているようです。千葉に住んでいる友達にメールしたところ、そこは大丈夫だったようでほっとしていました。
ところが、一昨日、いつも3人で会う学生時代の友達からメールが入り、長男君のお嫁さんの実家が千葉県の君津で未だに電気が来ていないということでした。断水もしていたらしいのですが、その日にやっと水道が出るようになったと言っていました。息子さん夫婦は、まだお子さんが小さいので、夫婦で交代でお嫁さんの実家へ行き、家の片付けなど手伝いをしているということでした。それでも、家は農家なので、食べ物には困らないのが幸いとのことで、ご両親は、たぶん私たちと同世代だと思いますが、二人とも思いのほか元気で過ごしているという事でした。友達は、「お嫁ちゃんの実家は山の上だから、電気が来るのは遅れるだろう」と言っていましたが、昨日の朝、「お嫁ちゃんの実家、やっと電気が来たらしい」というメールが入ってきました。一週間ぶりの電気でさぞかし、ほっとしたことだろうと思います。ほっとした時に疲れが出ることがあるので、体調に気を付けて欲しいとメールしました。
もう一人の友達は実家が安房小湊です。ご両親は数年前に亡くなり、子供たちはそれぞれ家庭を持って、千葉を離れてしまっているので、たぶん、現在は実家には誰も家族はいないんだろうと思います。その友達からメールが来て、その日にフィンランドから帰ってきたところだったそうです。友達は、コーラスをやっていて、よく演奏旅行で海外へ行きます。今回は、フィンランドへ行っていたそうです。15日の日曜日に、演奏旅行を終えて成田に着き、初めて千葉が台風の被害で大変なことになっているというのを知ったということでした。コーラスの人たちはほとんどが千葉の人で、家に帰っても電気が来ていなくて、水のシャワーを浴びて寝たという人もいたとか。私の友達は、東京なので家は特に被害はなく、成田での混乱の後に帰国しているので、混乱にも巻き込まれずに済んだようです。
私の周辺の人たちは、そんな感じでしたが、南房総の方は、復旧まで2週間という発表がありました。当事者はどんなに大変な事かと思います。電力会社の現場の人たちは、それこそ不眠不休で作業をされているんだろうと思います。ニュースを見ていても、深夜に電気が来たという話もあるし、友達のお嫁さんの実家では、早朝に電気が来たらしいので、それだけ寝ずの作業をされているんだろうと思います。
今回の台風被害に関して、どうして自衛隊がもっと早くに出動しなかったんだろうと思いました。土砂災害などの時は、すぐに現地に訪れて作業をしている映像を見ましたが、今回は、全くそういう話は聞きませんでした。台風の被害が報告されてから、電気の普及に倒木が影響して遅れているという話がたくさん出ていたのにもかかわらず、倒木の整理も電力会社の人がやっていました。
「電力会社の人は、電気に関する工事は慣れたものでも、倒れた木を始末する作業には慣れていない。それで普及が遅れている」と、テレビで言っていました。
自衛隊に関しては、昨日のニュースで初めて出動のニュースが流れていました。土砂災害のように、即、人命にかかわることではないからなんでしょうか?もっと早くに自衛隊が出動してほしかったと思いました。