はーちゃんの気晴らし日記

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子供の遊び場

2011年07月29日 | 雑談
私がこの地にやってきたのは、息子が5歳、娘が2歳の時でした。
娘も息子も近所の子供たちと毎日家の周りで遊んでいました。
家の周りは田んぼや畑があり、時には、遊びに興じているうちに畑に入ってしまい、農家の人に叱られることもありましたが、大抵、子供たちは、道路を遊び場にしていました。

そして、時代が移り、現在は娘たちも親となり、その子供たちが母親や父親と同じように、家の周辺の路上で遊んでいます。
私の家の周辺は、環境は良いのですが、公園など遊べる施設が少ないのです。
車で出かければ大きな公園がいくつかありますが、子供たちが毎日自分で行ける場所ではありません。
なので、子供たちは毎日家の周辺の路上で遊びます。
家の前の道路は、大通りへ抜けることができないので、用事のある車しか入ってくることはなく、車の往来も少ないので、娘たちが子供だった頃から、遊ぶには、良い環境でした。

現在、私の家の近所は、田んぼや梨畑、ぶどう畑が宅地に変わり、新しい住宅が次々に建っています。
そこに新居を構えて越して来た人の中には、子供が居る人も多く、私の家の近辺の子供の数は急激に増えています。

そんな子供たちが毎日家の周辺で遊びます。
1歳児から小学校の低学年の子供が一緒に遊んでいます。
当然、小さな子供にはそれぞれに親がついています。
道を通る人は、
「まるで保育園のようね」
と言いながら通る人も居ます。
「賑やかで楽しいね」
と言う人もいます。
私も、家の中で遊んでいるより、よほど良いと思っていました。

そんな日々が続いていたのですが、最近越して来た人の中には、そんな子供たちの遊ぶ声を嫌う人も出てきました。
子供がいない若夫婦だったり、定年退職で家にいる老夫婦だったりです。
今の時期、遊ぶといっても夕方の2時間くらいだけなんですけど、静かに暮らしている人には、子供たちが遊ぶ声は耳障りだったり、うるさかったりするんだと思います。
若夫婦の場合は、自分たちも子供が欲しいのだけれど、なかなかできなくて、奥さんが外で遊ぶ子供の声を聞いているだけでも、イライラしてしまうらしい。
たまたま同じ日に二組の夫婦から苦情を言われてしまい、今までそこで子供たちを遊ばせてきた人たちは、
「これから、どこで遊ばせれば良いのかしら・・・」
と頭を悩ませていました。

それから、少ししてから、二軒の家の人たちの話が耳に入ってきました。
老夫婦の場合は、ご主人が、ボールの音がウルサイと言うそうです。
小学生のお兄ちゃんたちがボールを蹴って遊んでいるので、それを嫌うらしい。
奥さんは、
「主人が、色々言って、ごめんなさいね。気にしないで下さいね。
主人は、定年退職してから、毎日家にいるので、イライラしていて、私とも毎日のように喧嘩ばかりなんですよ。」
と言っていたそうです。

若夫婦の場合は、
「前からここに住んでいて、ずっと遊んでいる人は良いんです。
私たちが言っているのは、最近、越して来た人たちのことなんです。」
とわけのわからないことを言っているようです。
あの家の子は良いけれど、この家の子はダメというのもおかしな話です。

私も子供の頃は、家の周辺で遊ぶ毎日でした。
今のように車はなかったので、道路は、まさに私たちの遊び場でした。
縄跳びをしたり、鬼ごっこをしたり、かくれんぼをしたりしました。
たまにそこに紙芝居のおじさんが来たりもしました。
みんな家の周辺の路上でした。

先日ラジオを聴いていたら、こんな投稿がありました。
「毎日外で遊んでいる子供の声が耳障りで、いつもうるさいと思っていましたが、あの震災以来変わりました。こうして元気に遊んでいる子供の声が響くというのは平和なこと、幸せなことだと知りました。」

世の中そういう人ばかりではないようです。
家の外で遊ぶことを禁止された子供たちはどこで遊べば良いのかなぁ。




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