若い人の死

直前まで雑誌取材…金子哲雄さん41歳急死(日刊スポーツ) - goo ニュース

今朝のワイドショーで、金子哲雄さん急死という知らせを聞いて、思わず
「ええっ！うそ！だって、ついこの間までラジオに出てたよ！」
と言いました。
毎朝通勤途中に聞くラジオ番組に流通ジャーナリスト金子哲雄として週に一度、登場していました。
舌足らずの独特の話し方が特徴の人でした。
いや、舌が長いんだそうです。
テレビにも出ていたらそうですが、それは、私は知りませんでした。
なので、彼の声だけで、顔も知らない人でしたが、この訃報で初めて顔を拝見しました。
彼が出演していたラジオ番組のパーソナリティが今朝、複雑な心境を話していました。

最後に出演したのは８月１３日だったそうです。
そんなに前から出ていなかったというのも驚きでした。
私としては、先週くらいまで金子さんの声を聞いていたような気がしていました。
最後の出演の時は、酸素ボンベを引いて鼻に管をつけての出演だったそうです。
その時の一部が放送されていましたが、とても病人とは思えない元気な声でした。
でも、その時はすでに立っているのも辛いほど、病状は進んでいたそうです。

最期まで、周囲には、病気を知らせず、大阪の病院で手術をしたその足でラジオ局にやってきて、番組出演をしていたそうです。
８月末にかなり容態が悪いという話を聞き、パーソナリティが自宅を訪ねたところ、金子さんはかなり痩せて小さくなってベッドに横たわっていたそうです。
自分自身、先がないのを察していて、ポロポロ泣いていたと話していました。
葬儀の手配も自分でして、葬儀に参列してくれる人に不味いものを食べさせるわけには行かないと、美味しい仕出弁当を手配し、その代金も振り込み、葬儀に来て欲しい人のリストも作ってあり、東京タワーのすぐ下の墓地にお墓の手配もしていたそうです。
「東京タワーを見たら僕を思い出してください。」
と言うメッセージを残していたとか。
「思い出しますよ。金子さん、ボクは東京タワーを見る度に金子さんの事を思い出しますよ。」
と言う、パーソナリティの声は震えていて、その後は声になりませんでした。
それを聞いていた私も泣けました。

私も、東京タワーを見たら、きっと金子さんの事を思い出しますよ～！

私より２０歳以上も若い人なので、本人もとても無念だったろうと思います。
ご冥福をお祈りしたいと思います。